酒とつまみと起業とイタリア
高校の頃に、馬場ちゃんという親友ができた(男です)。3年の時に同じクラスになり、何をするにもずっと一緒にいるようになった。当時の馬場ちゃんは、大人の雰囲気を漂わせ、高校生なのにバーでバイトをしたりして、その伝で私も彼の知り合いのバーなどによく連れて行ってもらっていた。私にとっては、精一杯の背伸びだったのをよく覚えている。
高校を卒業して、私は大学に入り、彼は本格的にお酒の勉強をと、バーテンを目指し、バーへ就職。私は、相変わらず背伸びをして、大学のころのよく彼の勤める店に行ったもんでした。
当時、よく一緒にお酒を飲んだのですが、そんなにお金持ちでもなかったので、安いウィスキーやブランデーを買い、つまみには、当時298円のお徳用ポテトチップを買い、彼の家でチビチビと飲んだものです。大体、最初に買ったお酒がなくなり、追加でお酒を買いに行き、2本目のお酒を飲んでいる途中でどちらかが力尽き、気づくとひどい二日酔いの朝を迎えていました。
安酒のつまみは、お徳用のポテトチップだけではなく、「将来の夢」という、旨いつまみがいつもいつも用意されていて、いつも変わらない内容だけど、いつも新鮮だった記憶があります。
馬場ちゃん:俺は将来、海外でお酒の勉強がしたい。イタリアとかフランスなどヨーロッパ方面で、本場のワインや蒸留酒の勉強がしたい。後、料理も勉強したい!
私:俺は将来会社をしたいな。特に何で起業をしたいということはないけど、何かで起業したいな。
こんなセリフを一体何回言っただろうか?今でもウィスキーやブランデーの臭いを嗅ぐと、あの頃を鮮明に思い出します。
それから15年。
私は起業4年目で、彼はイタリア生活4年目だ。15年前にお互い語った夢が、それぞれ実現しているのは結構珍しいケースなのではないだろうか?
そんな彼が、来年日本に帰ってくるらしい。その前にイタリアに遊びに行きたいな。
今は、本場のワインにどっぷりとはまっているらしいが、久しぶりに会った夜の最初は、安いウィスキーかブランデーと、今はいくらになったか知らないお徳用のポテトチップ、そして、なにより、「夢の実現」「夢と現実」あたりのつまみで盛り上がり、最後はいつもの「将来の夢」でいきたいね!昔よりも酒もつまみも旨くなるよう、目一杯人生を楽しんでいこうと思います。