理と情
「理」で動くと角がたち、「情」で動くと流される。
新卒で会社に入社。その時点で「理」と「情」のバランスは 0:10 もしくは1:9 位ではないかと思う。「わー、大変な仕事が回ってきた~」とか、「厳しすぎる○○さんは嫌い」とか、仕事の必要性や人の接し方など、「理」ではなく「情」で感じ、行動することが多いと思う。
それが仕事のこと、会社のことが少し分かり、なぜこの仕事はこれだけ手間を掛けてやるのか?や、なぜこの人はこんなに厳しいんだろう?と考えられるようになる。そして役職など付いてくると、「情」を抑えて「理」に走りだす。この時のバランスは理と情が5:5くらいだと思う。
重役になり会社の仕組みが分かるようになり、売上や利益の管理を任されるようになっていく。常に「結果」が求められ、沢山の部下を持ち、責任ある仕事が次から次に舞い込んでくる。ここまで来ると、理と情のバランスは8:2~10:0にならざるを得なくなってくる。
それでは経営者はどうだろう?
私は、経営者の情と理のバランスは 10:10 でなくてはならないと思う。つまり、通常の能力が「10」であるとすると、経営者はその2倍の能力が必要となると思う。これは、人の2倍頭が良くなくてはいけないとか、人の2倍仕事ができなくてはいけないということを言っているのではなく、心構えの問題だと思う。
1つのことを決定するのに、様々な環境から判断します。できるだけ情報を集め、シュミレーションして、数字をはじき、決断する。この仮定では「理」が10で情は必要がないです。でも、それだけで決断すると必ずと言っていいほどうまくいかない。なぜなら、それを行うのは、感情を持った人間が行うからだ。それを行う人の状況や環境に配慮して、「理」を超えた「情」の部分のフォローが大切になってくる。
この「理」と「情」のバランスを大切にしないと、経営は上手く行かないと思います。
なんて偉そうに書きましたが、私はまだまだ勉強中。
理屈先行で、人の気持ちを考えずに決定したりとか、情に流されて良いと分かっていても決断できなかったり。
人生を掛けて仕事をしてくれる仲間の為にも、もっともっと「強さ」を身につけたいです!