私は
看護師になりたくなかった
・・・と思っていたと思う
一応
戦争を知らない
世代だけど
看護師に
なりたくない理由は
戦争になったら
女の人でも
戦場に
行かなくちゃいけないから
・・・だった
ヽ(*'0'*)ﾂ
公立高校に落ちて
言われるがままに受験した看護科
そこだけに合格した
やる気もなく
どんどん落ちる成績
そんなとき
私が出会ったのは
5センチくらいの
ガラスの小瓶に入った
ちいさな
ちいさな赤ちゃんだった・・・
産婦人科の授業で
産科の先生が
大事に持ってきた
そして
授業に入る前に
こう話した
これから
みなさんに
ちいさな赤ちゃんを
お見せします
もちろん
この中に入っているのですから
亡くなっています
そして
こうやって
綺麗な姿でここにいる
ということは
実は
お母さんにも
病気が見つかって
子宮ごと
そのまま取り出すという
手術を受けたからです
この意味が
わかりますね？
お母さんが
せっかく授かった
赤ちゃんなので
誰かの役に立つことができるのなら
この子にも
生まれてきた意味が
出来ると思うと
承諾してくださって
こうして今
みなさんの目の前にいます
だから
大事に見てください
・・・と
胎生３ヶ月
ちいさな
ちいさな
5センチくらいの赤ちゃん
でも
ちっちゃな
ちっちゃな
指も5本あった
そのとき
私は
『いのち』というものに
はじめて
触れさせてもらった・・・
保育園看護師かーさんが
「母と子の保健室」で
やっていきたいと思っていることにも
生きること
死ぬこと
という要素が
ふんだんに盛り込まれます
看護学では
「死生観」を学びますが
私の場合は
「生死観」かな？？？
仕事柄
私に「生きること死ぬこと」を
学ばせてくれたのは
こどもたちでした
彼らのことは忘れていません
私の大切な大切な
恩師たちです
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