本日は私と師弟関係である
ブラザーをご紹介させてい
ただきたいと思います
そのブラザーとは7、8年前に
同じ職場で出合い、意気投合
し、師弟関係を築いた仲である
何故、師弟関係になったかと言いますと、
ブラザーはあまりにも一般常識を理解
しておらず、それを目にする度、私が
宣教師の如く社会に順応する術を教え、
それ以来私を慕ってくれ、その関係に
なったのであります
その当時、私共は
ノスタルジックブラザーと言う
チーム名を掲げ、活動しており
ました
このチームは特に活動主旨がある
訳でもなく、メンバーも私共二人
だけであり、活動内容と言えば、
互いの人生観、好きな車や音楽等
の会話を、釣りをしながらするだけ
のチームでありました
チーム名の由来は、お互い古い車が
好きという共通点があり、ブラザー
が愛読していたノスタルジックヒーロー
という、日本の古い車の情報を扱う雑誌
から引用したものであります
そもそも私はチームなど欲する筈もなく、
ブラザーが勝手に発案し、楽しんでいた
だけだったが、途中から変な情を感じて
しまい、心を許し、認めてしまい結成さ
れた次第です
このブラザーまず容姿に特徴があります
天然パーマによる純正アフロ
プエルトリカンを彷彿させる外人顔
だが昭和風味
長身でスタイルはよいが毛むくじゃら
女子の趣味も独特であり
基本、ぼっちゃり+田舎ギャルが好物
そこだけがストライク
それ以外の女性は如何なるハイグレード
な女性であっても、彼の中では動く風景
なのでありました
また、マクドナルドをこよなく愛して
おり、昼食には飲み物なしの百円
バーガー五個をほぼ毎日食していた
のであります
そんなブラザーとの間に生まれた
こんな伝説を一つご紹介させてい
ただきます
まだ私が、煙使いだった頃・・
ブラザーと江ノ島へ夜釣りに
行った時のお話です
彼は私が煙使いとうことは
承知しておりましたが、そ
のことについて、深く追及
したり、詮索することは
ありませんでした
その時、私は二本の煙
を持参しておりました
私はブラザーに対し、この煙を
コンクリと言う名前で伝えて
おりました
その理由はあるレベルまで達して
いない者が、煙を操ることにより、
コンクリートのように身も心も
固まってしまい、精神を崩壊さ
せ、そこから二度と戻れなくなる
と教え、このコンクリに対し深い
恐怖心を植え付けていたのであり
ました
何故ならばこのコンクリ
操る者により、幸せになったり
不幸になったりしてしまう為で
あります
私からブラザーを見る限り
不幸になってしまう要素が
十二分にあった為、興味を
持たぬよう、そう教育して
いたのでありました
二人で夜の江ノ島の防波堤に向かい
何時ものようにその場所では決して
釣れない大物用の仕掛けにて、竿を
垂らしていると、
『師匠。今日もコンクリ操って
るんすか?』
いつもは触れないコンクリの話題を
少し寂しげに且つ不安そうに
ブラザーは私に語りかけてきました
『おう。当たり前だよ。オレは
煙使いだぜ』
『そうですか。自分も早くコンクリ
がイケる男になりたいですよ』
軽く唇を噛み、悔しそうな
ブラザーがそう発言したのです
そんな表情のブラザーを放って
おけず
『そうか。思っているよりも、
コンクリは難しいぞ。中途半端
な根性じゃやられちまう。それ
でも覚悟できる!?』
アニメの用なキラキラと輝く
瞳で、
『ハイ!!覚悟できてます★』
『分かったよ。そんな時が、何時
きてもいいようにオレとブラザー
の盃用に、今日も二本のコンクリ
を持っているんだ』
もちろん即興のセリフだが、
あまりにもブラザーがこの
コンクリを真摯に受け止め
ているように見えた為、
そのような発言をする虚言な
私がそこにいました
釣り道具入れから二本のコンクリ
を取り出し、発煙させる為に火を
付け、その一本をブラザーに渡し
ました
『今日はオレとブラザーにとって
運命の日だ。酒の盃のように一気に
煙を操る。それが入門許可だ。』
『師匠。やっと認めてくれたんで
すね★』
口には出さなかったが、ブラザーは
コンクリを長い間求めていたのです
ある映像を強く脳裏に浮かべ・・
この煙。見た目は煙草と似ている
また、煙草と同じように吸って
吐き出すという同じような操りかた
をする
煙草との違いは企業秘密だ
私はいつものように、
ブラザーは先程より、さらに瞳を輝かせ
ながら、鼻歌も交え、そのコンクリを嬉
しそうに操っておりました
操り終えて
『どう?』
と、聞くと、
『ぜんぜん変わらないですね~
操り方が間違ってたんですかね?』
そんな初心者な発言をするブラザーの
顔を確認すると、
そこに先程の表情はなく、
ガチャピンが徹夜明けで、道に迷って
困惑しているような表情に変わってし
まっていたのであります
明らかにコンクリに操られております
『あれ?ちょっと眠たくなって
来ちゃいましたよ』
初心者にはよくある特徴であります
『コンクリには逆らっちゃ
いけない。心も体も自由に
していれば問題ない』
そうブラザーに投げかけると、
ひんやりと気持ちのよい防波堤の
本物のコンクリートの上でうつ伏せ
になり、夜の静寂と同化するように
静かに眠りにつきました
そんな状態から数分経過したでしょ
うか、突然それは始まりました
『師匠!!これはヤバいです。
あきらかにヤバいです。救急車ゃ
救急車を呼んでください!!』
忘れていました。
用意していたコンクリは熟練者用
のハイグレードのものだったので
す
上級者レベルでも、二、三回煙を
操れば十分といわれるそんな代物
をブラザーは十回は操ってしまっ
たのであります
『師匠!お願いします治して下さい。
自分が何処にいるのか、何者なのか、
分からなくなっちゃいそうです!!』
『やっぱり救急車ゃ~救急車お願い
します!!助けて~助けて~』
と、喚くと、バタフライの用に手足を
バタつかせ、トイザらスにてオモチャ
をねだる子供のように、私に助けを求
めてきたのであります
今まで数多くの初心者を拝見しましたが、
さすがにここまで操られてしまっている
者は稀です
やはり私の予感は的中したのであります
不幸になってしまうという、、
予想以上の反応でしたので、少し躊躇は
してしまいましたが、覚悟はしていたので、そろそろフォローをと思い、、
『オレも最初はそんなだった。否、
もっと酷かった。ブラザーは最初に
しちゃ上出来。コンクリを乗りこな
している。』
ブラザーは純粋な男
私とは違い真っ直ぐで心の優しい変態
である
その発言を聞いたブラザーは、
その純粋さから己の名誉と認識し、
直ぐに正気を取り戻し、こう私に
発言したのです
『いやぁコンクリは手強いですね。
想像以上でしたよ。でも、自分、
完全にコンクリを乗りこなしちゃっ
たみたいですね☆★』
いい意味でこの単純さが、彼の魅力
である
変態だが・・
そんなやり取りをしていた束の間
『ちょっと自分、トイレ行って
来ま~す♪』
『分かった。気を付けて。』
それから釣れない釣り竿を眺める
こと小一時間
ブラザーはまだ帰ってきません
夜の静寂の心地よさが、不安に変化
してきたのであります
釣り場からトイレまでは、
かかっても五分ほど
あきらかにおかしい
また途中、突然にあのバタ足が
始まったのではないか?
そんな心配をし、ブラザーを捜す為に
釣り道具をまとめていると、
ブラザーが満面の笑みを浮かべ
帰ってきました
『何処行ってた?また、コンクリ
にヤラれて倒れちまってると思い
捜しにいくとこだったよ』
すると、
『いやぁ師匠。申し訳ありません。
話し辛いんですが・・』
『なに?どうした??』
急かすように投げかけた
思いもよらぬ返答が、
『いやぁコンクリを操ってオナニー
かますと、物凄く気持ち良いって
何かに書いてあったので♪』
『コンクリの野郎が想像を邪魔
するもんですから、時間かかっち
ゃって。最後はコンクリに勝ち
完璧な想像でイッテやりましたよ☆★』
もちろんその完璧な想像とは、
ぽっちゃり田舎ギャルが悶えてる
姿であるのは、言うまでもありま
せん
その欲求を頭の中で思い描き続け、
実行に移したブラザー
あの悔しそうに唇を噛み、救急車
を呼べとバタ足を見せつけ、助け
を求めたあの行動も
純粋無垢な瞳を輝かせ、喜びに
満ちたあの表情も
性欲の湧くはずのない、
こんな深夜の江ノ島の
防波堤というロケーションで
すべてコンクリオナニーのため
だったのですねブラザー
その後、アメリカ人が経営する
雑貨屋に出向き、コンクリあり
ますか?と、しつこく訪ね追い
返されたブラザー
ぽっちゃり田舎ギャルの髪色が
プリンであれば神と、豪語する
ブラザー
イナバのタイカレー缶詰めを
百個以上買いだめしているブラザー
町田の109付近のローライダーが
たむろする路上に、一人車で乗り
付け、あみんの待つわをspeaker
から大音量でながし、ノスタル
ジックをアピールするブラザー
今日もマクドナルドで至福の時間を
過ごしたのでしょう
アナタは変態ですか?
ノスタルジックブラザーはいつでも
アナタを待っています
もちろんブラザーが操りながら
奏でていた鼻歌はドナドナでし
たけどね☆★
では、またお会いしましょ
よい休日を、、
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