地元の先輩でプクちゃん(仮名)という二つ上の先輩がおります。
プクちゃんは俗にいうネジが一本行方不明なお方ですが、一本気な心優しい先輩であります。
小学生の低学年の頃からツッパッテおり、小三からタバコ吸っている粋な方であります。
私が小学四年生なある日、理科室に来いと呼びだされ、到着すると、実験器具が並ぶ戸棚の前にプクちゃんは立っておりました。
その後、おもむろにビーカーやらフラスコを手に取り私の目を見つめながら
「俺ってワルいだろ。すげ-ワルいだろ!?」
とVシネの帝王、小沢先輩ばりのドスをきかせ、そこにあった器具を一個一個かみしめるように床に投げ叩き割っておりました。
その間10分。一度も目をソラさず、それは繰り返し行われたのであります。
行方不明になったビスは永遠に見つからないと確信した瞬間でありました。
ワルの代名詞、ケンカも相当なものでした。
となり町の有名な札付きとのケンカで、崖に落とされたプクちゃんは頭から血を流し、その崖から途中見つけたであろう廃棄自転車を引きずりながら、這い上がってきました。
その自転車を頭上に掲げ、威嚇する攻撃にでたプクちゃんは、手が不自由になり更なる攻撃を加えられいるのにも関わらず、たえず無言の圧力をかけ続けておりました。
小学生ならぬその迫力にその札付きも心が折れ戦意喪失になっておりました。
こんな幼少期から、物理的にダメージを与えるだけではなく、精神的に相手を追い詰める技術を体得しているプクちゃんを違う生き物としてしか捉えることのできない自分がそこにおりました。
そんなプクちゃんエロセンスも抜群でありました。
ある日、プクちゃんから体育館に呼び出され何されるのかと思いきや、見張りをしろと重要な任務を任されたのでありました。
その体育館はフロアー足元に換気用のガラス窓がついており、外からその窓越しに中を覗ける造りになっておりました。
その当時の女子は、現在ではセクシーシンボルとなるブルマを着用しており、プクちゃんはその姿を窓越しに凝視し、一人ち
ぽこモグラたたきをしていたのであります。出したり引っ込めたりと摩擦を楽しむ一人遊びのアレです。
覚える年齢は理解できるものだとしても、モグラたたきの対象が小六にして運動をするブルマ履きの女子というところに、プクちゃんの人間の大きさを感じることができました。
そんな天才肌なプクちゃんから、その時期、週に二、三度私の友人と共にプクちゃん宅にお呼ばれされておりました。
何をするかといいますと、日々のモグラたたきの道具として私たちを利用していたのであります。
・・・っと言っても、いくら天才肌のプクちゃんとは言えさすがにそっちの気はなく、私たちはモグラたたきの手伝いをさせられておりました。
私はプクちゃん愛用のエロ本を。友人はうちわを。
ええ。何故、うちわ??
と、お思いなのは重々承知しております。
そうプクちゃんは扇がれ好きなんです。
扇がれ、ちん
この表面が乾燥すると気持ちよいらしいのです。・・で、私はといいますとその愛用のエロ本をプクちゃんの見やすい位置に配置し、プクちゃんの状態を観察しながら、めくっていく役目でございました。
プクちゃんが必ず絶頂にたっするページがございまして、その目的地までの道のりを順序よく、タイミングよく、誘導する役目なのでありました。
もちろん隣で友人は絶えず扇いでおります。
途中、筋肉疲労や絶望感から扇ぎがあまくなると
「扇げ。もっと扇げ!!」
と、気合いを注入される次第でした。何度も。
そんな友人の苦悶に満ちた扇ぐ姿を今でも忘れる事ができません。
ええ。その友人は近隣でも有名なケンカ番長でしたが・・
そんなプクちゃんも中学へと進学し、相変わらずツッパッテはおりましたが、目立った悪事もなく(まともに来ておりませんでしたが・・)、卒業式を迎える運びとなりました。
そんなお祝いの日、久しぶりにプクちゃんから呼びだされ、指定された校舎裏に到着すると、感極まった表情のプクちゃんが一人立っておりました。
またあの日のように・・
そんな不安をよそにプクちゃんは言いました。
「これやるよ。お前に継いでもらうよ。後は頼んだぞ!!」
それは彼が一番のお気に入りだった超極太、股下60センチ、尻の辺りがテカリすぎた思い出のいっぱいつまったボンタンでした。
初めて同じ土俵で心を分かち合えた瞬間でした。
プクちゃんイズムも、そのボンタンも、継ぐことはできませんでしたが、あたたかい心はしっかりと受けとることができました。
今でも、うちわや廃棄されている自転車を見ると、その当時を思い出します。
ええ。トラウマではなく思い出です。
今でも、アノめくり作業なんかは、イカせるための洞察テクニックとしてアタクシの性活動の基盤となっております。
この時代、プクちゃんイズムいいんじゃない?
いえいえ瞬間でパクられます。
そんなプクちゃんと昔話しながら、酒でも呑みたいなっと最近思ってます。
もし、この日記を見たら連絡ください。
ってかこの内容見たら、崖から落とされちゃうな。
その時の為に自転車持ち上げる練習しとこ。プクちゃんも持ち上げてくるだろうから、長期戦になりそうだしな。
そんな元気なプクちゃんだったら嬉しいな-。
ちなみに表題の曲は、プクちゃんが唯一、お歌いになられる曲です。
オリジナルなブルースに仕上がっておりました。
プクちゃんは八歳で不良と呼ばれてましたが・・
