僕には9つ下の仲の良い後輩がいます。

最近、ダイエットをして小デブくらいになりました。

おせいじにも美形とは言えないですが、タラコ唇の似合う愛嬌のある憎めないやつです。

名前はノボルではないですが、ここではノボルです。理由は本名よりもノボルっていう顔をしているからです。


そんなノボルは彼女を求めています


ノボルのまわり、自分のまわりを含め、彼女がいるやつが多く、しかも一般的な価値観では、いい女と言われる人種の人達が多い気がします。

そんな状況の中、ノボルは必死に泳いでいます。いえ溺れています。

楽しそうにしているカップルを見つけると、嫉妬心から吠えたり、道行く自分好みの女を見つけると、視界から外れるまでガン見したりしています。

そんな行動があまりにも醜くかったので、僕の友達に何回も怒られたりしていました。

そんなノボルにも光がさしました。僕は見ていないですが、かなりカワイイ子らしいです。毎月開催されるノボル主催のat homeなレゲエパーティにノボルの幼なじみの女の子が、連れてきてくれたらしいです。

もちろんノボルは必死です。溺れているその時に浮き輪が投げられたのですから。

ノボルはその浮き輪へ無我夢中で向かいました。早くから浮き輪を確保し、優雅に浮かぶ仲間達の視線を感じながら・・・


mailのやり取りが始まりました。


絵文字を使いすぎないように、しつこいと思われないように、ノボルなりの最大限の配慮のもとに・・

それから数日後、仲間達が集まる夜のミーティングの席にノボルが現れました。

今流行りのiドキドキケミカルな感じのhighなテンションで・・


「いや-ヤバイっす。mailにハートが入ってきたんですよ。
ハートが入ってきたって事は俺のことを好意的に見てくれているってことですかね??」


自分の中で答が分かっている質問を投げかける余裕に満ちたノボルを久しぶりに見た気がしました・・・・





そんなノボルでしたが、今はまた溺れています。以前よりがっちり溺れています。

その彼女はとても気の優しい子だったらしく、ノボルが傷付かないように、幼なじみの子に変な気を使わせないようにしていてくれたみたいです。

後から確認してくれと言われ見た、彼女とのmailのやり取りの内容で僕は察しました。

ノボルを有頂天にさせたそのハートも、本来の意味をもたないハートでした。

でもノボルはまったく理解していません。教える気もありません。
自分自身で感じなければ、ノボルの成長に繋がらないからです。


そんな気づかいしすぎる女の子に


「こんな俺に気をつかってもしょうがないぞ。気をつかわないでいられるのが、俺の魅力じゃん」


・・・って言えるくらい相手を気づかうことができるノボルになってほしいけど、このノボルがいなくなっちゃうのも、すごく淋しいです。


そんなノボルは、今日もこんな事を言っていました


「あの子とは長期戦ですね。いい女はプライドがたかいっすからね」




そんなノボルは今日も明日も生きています。

タラコ唇がトレードマークの不器用だけどかわいい後輩です**