※JRA(C)提供動画よりキャプチャ。

 

無駄のない競馬とはまさにこのこと。ノリは運がなかっただけで手綱さばきは何ら衰えていないことを

示した。唯一皐月賞に出走できなかったダノンデサイルと共に地力を出し切っての完勝。

Cコース替わり、徹底してインを通り続けた作戦勝ちである。

 

ドスローで、ある程度前にいた馬で決まるパターンではあったが、

その先行有力馬が上り勝負に屈したり、逆に上り勝負で苦しいはずの馬が3着に着たりと、

3連単を狙いすまして当てた方は本当にすごいと思う。

そして思っただろう、この組み合わせでなぜ22万だと。

答えよう、ほぼ間違いなく戸崎騎手2着固定が売れていたからだ、と。

 

 

スタート。

ばらついたスタート。出遅れを懸念されていた②レガレイラは好スタートが。ファン狂喜。

逆に⑮ジャスティンミラノは出遅れ。その後行き脚つけて前に取りつくがここで脚を使ったことが

最後響いた。そして最も驚いたのは、前走最高峰追い込みの岩田ヤス騎乗⑱エコロヴァルツが逃げたこと。

 

1000m通過。スタンドではほぼ予想通りの実況アナウンサーの「ゆったりしたペースで1.02.2!」。

この辺はファンの8割ぐらいはおおよそ想定通りである。逃げ馬以外は。

 

 

3コーナー。ほぼ隊列変わらず。つまりここまでほとんどの馬に脚が溜まっているので、

この時点で⑩より後ろにいた馬はなすすべなし。

逆に脚が溜まっていた先行馬には有利な展開である。

 

 

4コーナー。1400mからの5ハロンのラップが全て11秒。この時点で前が見える位置にいないと苦しい。

 

いつの間にか⑤ダノンデサイルが⑮ジャスティンミラノを追い抜いているが、これはコーナーリング、

内と外外の差。またジャスティンミラノは外から大まくりの①サンライズアースを含め包囲される格好となり、

位置を上げることができなかったのも痛い。

 

 

直線。

 

脚色はあったが相変わらずフラフラの⑱エコロヴァルツのイン進路空きを待つ⑤ダノンデサイル、

ずっと外外を回らされ続けたためこの時点ですでに脚色が怪しい⑮ジャスティンミラノ、

もう絶望的な位置にいる②レガレイラ、

いつのまにか終わっていた⑫シックスペンスと⑨ダノンエアズロック、

内外にフラフラしながらしれっと⑥コスモキュランダを妨害しつつも3着に入る⑬シンエンペラー。

もう色々わけわかめ。

 

実況アナ「横山典弘!!ダノンデサイル!!」

 

 

勝負すらしていないんだから勝負付けが済んでいなかったのはこの馬もだな。

いや。恐れ入った。

 

 

 

 

 

位置取りと上がりのRPGだったのは当たっている。問題は、それがどの馬だったかを見事に外したことである。

 


タイム  2:24.3

ハロンタイム    12.5 - 11.4 - 12.4 - 13.1 - 12.8 - 12.6 - 12.7 - 11.7 - 11.3 - 11.1 - 11.2 - 11.5

上り    4F 45.1 - 3F 33.8

コーナー通過順位
1コーナー    18(11,15)(5,12)(3,14)(9,13)(2,10)(4,17)-(7,8)-6-1
2コーナー    18,11(5,15)12,14(3,13)9,10(2,17)(4,8,6)7,1
3コーナー    (*18,11,15,1)6(5,12)14(3,13,17)(9,10)(2,8)-(4,7)
4コーナー    (18,*11,1)(5,15,6)-(3,12)(9,13,14)17(2,10)8(4,7)


・メイショウタバル号は,疾病〔左後挫跖〕のため出走取消。
・シンエンペラー号の騎手坂井瑠星は,最後の直線コースで外側に斜行したことについて過怠金10,000円。(被害馬:6番)

 

ざ・ドスロー。このクソスローペースで2分24秒台という時計は極めて価値が高い。

東京では極めて珍しい上り5ハロンの競馬である。

 

 

予想を載せていますのでご参考まで。

 

 

1着に、⑤ダノンデサイル。

正直、想定オッズは売れすぎと思って嫌ったのだが、

そりゃあね、この辺りのオッズに落ち着くよね。

このオッズなら買えたな、と思うのはもうただのいいわけです。

 

道中は、まあまあのスタートからさすがの先行力ですぐ内に入り、

道中ずっと内の4,5番手を維持し続ける。コース替わりで回復したロスのない

最内を通り続け、直線も徹底してイン主張、ポツンノリらしくないそつない騎乗での

楽勝であった。

 

東京は新馬戦のみだが、今回のレースがベストパフォーマンスだったことを考えると、

11秒台の脚を維持し続ける舞台があっている模様。

つまり、ミドル以上であってもそういうレースになりやすい東京はもとより、

先行力を生かして他のコースでも地力を出せる。

 

 

単に普通にこの馬が一番強かっただけである。

 

母系がアメリカンでエーピーインディにストームキャットと、

距離はクラシックディスタンスまでがよさそう。

次は天皇賞秋路線だろうか。

 

 

2着に、◎⑮ジャスティンミラノ。

また戸崎騎手2着か。そして馬にとっては初の黒星。

しかしスタートで遅れてもすかさず前につけ、道中もこれまたそつなく騎乗はしている。

一頭強いのが前にいただけである。

 

 

スタートは出遅れ。そこから馬がいつも前から言っていたからか先行主張し、

かなり足を消耗してしまった。

おそらく勝負どころの遅れに影響したと思われる。

 

また、2番手にいた⑪シュガークンの外々を回らされ続けた少ないロスも

影響しただろうか。内から3頭目の隊列を通らされ続けてしまった。

 

それでも、前走皐月賞もロスがありながらの勝利だったので、

なんだかんだで地力負けである。

強い馬だが、飛びぬけて強い馬ではなかった。これも競馬である。

何回言ってんだろ……。

 

3着に、⑬シンエンペラー。謎だ……。誰か教えて。

 

スタートはジャスティンミラノ以上の出遅れ。そこから鞍上坂井騎手が押して前を主張する。

しかし、その時点で馬とけんかになってしまい、序盤折り合いを欠いてしまった。

本当差しは下手くそね坂井騎手……。

 

3コーナーあたりで前が加速すると分かりやすく置かれ始めてしまう。

しかし、馬の特性を理解していたかここでは鞍上冷静である。
 

直線は、とても面白い経路で3着に飛び込んだ。

まず前があかないとみると外に出そうとするが、外からも緑帽が見えていたから

内に入り、やっぱり前があかないのでまた外に出し、この時⑥コスモキュランダ

の進路を妨害している。

 

ただ、わからんのは、3コーナーで置かれた馬が、直線、つまり上り3ハロンで

2位の33.4という末脚をたたき出したことである。

というか、先行したり差したり、もうこの馬自身がわからん……。

ノーザンダンサークロスは本当わからん……。

 

今後もこの馬が出たらケンという気持ちをもっておきます。

ゴールドシップよりわからない馬。

 

 

◎⑫シックスペンスは、9着。

◎⑨ダノンエアズロックは、14着。

〇⑧アーバンシックは、11着。

 

もう細かく触れる気もない。

敗因はすべて一言である。

シックスペンスは、折り合いを欠いて加速ラップで置かれて終わり。

ダノンエアズロックは、始まる前から折り合いを欠いて終わり。

アーバンシックは、レガレイラより弱いのに後方で終わり。

騎手責任はアーバンシックだけで、他2頭は運がなかった。

 

 

驚いたのは東京禁忌の大まくりから4着に残った

またミルコが選ばなかった①サンライズアースである。

残っていたのか。

 

そして同じく、絶望的な位置から唯一掲示板に飛んできた

最速上がり33.2の②レガレイラ。

 

白帽2頭を次走に繋がりそうな馬として推したい。

 

①サンライズアースはなんとアナウンスの1.02.2を聞いた時点から

鞍上がエイっと仕掛けると一気に最後方から先頭集団まで捲ってしまった。

つまりこの馬だけ上り7ハロンの競馬をしている

ただ鈍足なのかラップ加速すると前から置かれるも、最後まで自分の脚で走っており、

最後沈んだ内の⑪シュガークン、⑱エコロヴァルツを交わして4着に入った。

 

脚は遅いが絶対ばてないというタイプ。

長距離重馬場では無類の強さではなかろうか。

 

この馬が大逃げを打っていたらどうなっていたんだろうと

思ったりもする。

菊花賞はもとより、上記の条件では外せない。

 

 

②レガレイラは好スタートを切ったがルメール騎手は外を見て手綱を引く。

おそらく外から馬が大挙して、行き脚つけたのに前が詰まるという展開を避けたのだろう。

ここは枠が災いした。

 

直線では内から少しずつ外に出し続け最後は大外から素晴らしい末脚。

もとより絶望的な位置にいたので目立たないが、

この馬は内から外に出すロスで実質2ハロンの競馬しかしていないのに

上り33.2である。将来性を感じる強さを見せた。

 

これで5戦すべて上り最速を継続中。末脚ならこの馬ありである。

ただまだ成長が見られない。秋に馬体の成長が見られたら戴冠もあろう。

 

 

最後に、決着馬柱の頭文字は、

ダノンデサイル

ジャスティンミラノ

シンエンペラー

 

特になし。

 

 

何も言うことはないです。

完璧に外しました。

 

横山典騎手、最年長56歳の東京優駿制覇

おめでとう!!

事前のインタビューでも年のことを何度も聞かれ、

不機嫌だった。インタビュアーが悪い。

 

馬券結果:

ハズレ!!

 

 

戦績:13戦1勝11敗1分け

収支:26000円→4110円

2024年購入したレース:→がないのは外れ、他はマイナスではないレース

 

フェブラリーステークス ◎オメガギネス14着

阪神大賞典 ◎テーオーロイヤル1着

高松宮記念→2110円馬連ボックスのみ的中 ◎なし ボックス紐☆3着抜け

大阪杯 ◎ローシャムパーク2着

桜花賞 ◎スウィープフィート4着 クイーンズウォーク8着

マイラーズカップ ◎ソウルラッシュ1着 コレペティトール8着

青葉賞 ◎ショウナンラプンタ2着 トロヴァトーレ11着

天皇賞(春) ◎ブローザホーン2着 サリエラ12着

NHKマイルカップ→200円ワイド1点のみ的中 ◎ジャンタルマンタル1着 アスコリピチェーノ2着

京王杯スプリングカップ ◎レッドモンレーヴ2着 リュミエールノワル5着

ヴィクトリアマイル ◎マスクトディーヴァ3着 ナミュール8着

優駿牝馬 ◎ステレンボッシュ2着

東京優駿 ◎ジャスティンミラノ2着 シックスペンス9着 ダノンエアズロック14着

 

頭を当てられないおっさんと呼んでください。