※JRA(C)提供動画よりキャプチャ。
上位3頭は全て阪神大賞典臨戦。1着馬、1番人気馬、実績最上位馬で決まった。
さりげなく4歳で一番人気がなかったスマートファントムが4着に入り、夢を見せている。
実況アナの「日本一ゴールイーン」は、どこか印象に残った。
1週目スタンド前。
59.7というハイラップを刻んだ割には、皆が前を意識してマテンロウレオは思ったより後続を離せていない。
1,2番人気が2,4番手と先行した影響もあったか。
2000m通過地点。3コーナー坂の上り前。実況アナもお伝えしている通り、2分1秒7で通過しており、
先行勢は息が入っていない。かなりのハイラップなのにあまり縦長になっておらず、
この時点でもう消耗戦となっている。
3コーナー。残り800m。⑥ディープボンド、⑫ドゥレッツァは鞍上が追って、
⑩サヴォーナ、⑭テーオーロイヤルは馬なりで前との差を詰めていく。
ここまで徹底的に前のめりでは⑪マテンロウレオは苦しい。
しかし、ディープボンド鞍上幸は6番人気を背負って、
よくここまで追いどおしだったと思う。もちろん最後まで追いどおしである。
4コーナー。ずっと追いどおしで逃げを潰しにかかって先頭に立とうとする⑥ディープボンド、
馬なりからここで仕掛けて上がっていった⑭テーオーロイヤル、そしてまだ後方の⑤ブローザホーン。
人気どころ⑫ドゥレッツァは謎の失速、①サリエラもここで一杯になる。
追いどおしながらしぶとい内⑥ディープボンドと、楽な手ごたえの⑭テーオーロイヤル。
この2頭の一騎打ちとなり、そこに大外一気を狙って⑤ブローザホーンがじわじわ襲い掛かる。
1番人気、3番人気の2頭はわかりやすく失速し終了。さりげに先行していた⑩サヴォーナも粘って
見せ場を作っている。
上位3頭こそ堅かったが、4,5,6着に人気薄が入っており、人気どころは4頭大差負けしている。
30度を超える異常な暑さで、急な気温上昇も影響したのだろうか。
タイム 3.14.2
ハロンタイム
12.8 - 11.7 - 12.1 - 11.5 - 11.6 - 11.5 - 12.2 - 12.9 - 12.8 - 12.6 - 12.5 - 12.8 - 11.9 - 11.7 - 11.6 - 12.0
上り 4F 47.2 - 3F 35.3
コーナー通過順位
1コーナー 11-6,12(10,14)(3,1)16,7(8,9)(4,5)(17,13)-15
2コーナー 11-6,12(10,14)(3,1)16,7,9(4,8)5,17,13,15
3コーナー(2周目) (*11,6)(10,12)(3,14,1)(7,16)(8,9)(4,5)(17,13)15
4コーナー(2周目) (11,*6,14)10(3,12)(7,1)9(4,16)(8,5)17(15,13)
ラップだけ見れば前傾よりの山なり平均ペースだが、馬群全体が前のめりで進み
全体的にはハイペース。
逃げ馬は息を入れることも出来ず、2番手のディープボンドと鞍上はずっと前前のレースを意識していた。
テーオーは前走とは違うラップでも終始楽な手ごたえ、ブローザホーンは結果位置取りが悪かった。
最後の末脚は見事で、もう届かないような位置から飛んできている。
外れはしたが、ジョッキーカメラ含め、
13年目にしての初G1勝利となった菱田騎手と、
同じく2年前の天皇賞春で大差負けしても3着善戦し、一頓挫あってここまで来た
テーオーロイヤル、そしてその関係者をたたえたいレースです。
菱田騎手の、レース後息切れしながらずっと繰り返している「ありがとうな」は
聞いてて気持ちいい。
1着に、〇⑭テーオーロイヤル。
重賞3連勝で天皇賞春制覇。古馬中距離戦線の中心に立つ馬となれるか。
道中は、好スタートから最初だけ位置を取りに行き、その影響か少し行きたがったが、
すぐ折り合い、その後はずっと4番手前後を維持し続けた。
この辺はずっと長距離を使っている分だろうか。
4コーナーまでほぼ動かずじっと脚を溜め、直線前で鞍上は満を持して追い、
⑥ディープボンドに合わせて競りつぶし、
さすがにこの馬も最後苦しかったか内に刺さってはいたが最後まで脚を残した。
前走同様、サッと抜け出して皆に勝ったと思わせる完勝であった。
前走から見えない疲れがあるだとか、鞍上の経験不足がどうとか、
そういった不安を払拭する人馬見事なレースであった。
馬はプラス体重でまだまだ元気、騎手は勝負どころでも冷静に動かず、
本当お見事である。
菱田騎手、騎手を志す切欠だったという念願の天皇賞春制覇、
おめでとうございます。
今後も活躍を期待しますよ!
結局のところ、強い馬は強い。
2着に、◎⑤ブローザホーン。どう考えても届かない位置からよく2着まで来た。
道中は、スタートは普通だったが馬の行き脚つかず、菅原騎手が追って前に行こうとする。
しかし、序盤ラップが早かった影響や、前にいた馬が下がってきたため位置が悪くなってしまった。
その後は前走からの課題だった、スタンド前での歓声でも折り合えている。
道中ずっとラップが早く、息が入らなかったため位置を上げることができず、
後方のまま外に出して直線へ。
そこからは一頭目だけ違う末脚で差し込んでおり、2着まで食い込んできた。
再度負けはしたが、勝ち馬との差は詰めた。
この馬も十分な地力を見せている。
一部で懸念されていた長距離適性はもう問題ないことがはっきりしている。
後方にいたとはいえ消耗戦で差して来れる馬に持久力がないわけがない。
何気に20戦して過去最高の上がり34.6を繰り出しているのだから、
成長著しい。テーオーロイヤルは完成の域に入っている反面、
こちらはまだ伸びる余地もあり、かつてのオペラオー対ドトウのような
ライバル関係になるかも?しれない。
3着に、消⑥ディープボンド。ここまで積極的な競馬をして残るとは思わなかった。
道中は、なかなかのスタートから、なんと逃げようとした。
外から6枠2頭の⑪マテンロウレオが逃げ、⑫ドゥレッツァがかぶせて2番手に来ると
切り替えて控える。
その後は内ラチをずっと追走し、前との差を意識して大逃げにならないよう
28戦目で初コンビの鞍上幸が追いどおしである。
坂の上りからずっと追って逃げ馬を潰しに行き、先頭に立ってもジリジリ粘り続け、
後続の追撃は1頭しか許さなかった。
もう御見それしたとしか言いようがない。
前走は余程余裕残しの叩き台だっただけなのだろう、
ここまで走られると衰えはあまり見られない。
ただ、やっぱりずぶずぶの消耗戦でないと苦しいというレースぶりは変わらないので、
今回はそれがぴったりはまったともいえる。
もういっそこの馬が大逃げしてもいいのでは?
持久力を問う、持ち味を生かせるレースなら、最後のG1制覇機会は年末有馬記念。
そこで大逃げしてあっと言わせる日は来るのだろうか。
1番人気〇⑫ドゥレッツァは、勝負所で失速、15着5.6差大差負け。
道中スタートもよく、鞍上は攻めて好位3番手をそれなりに折り合い追走。
しかし、鞍上戸崎騎手らしくない攻めの騎乗が裏目に。
馬は終始かかり通しで、しかもテーオーロイヤルにずっとマークされ続け、
前にいたディープボンドはずっと前前へといっていたため、
挟み撃ちのストレスで消耗したのかもしれない。
菊花賞はよほどルメール騎手がうまく乗ったというだけで、
本質的には中距離馬なのだろう。
前走2着に持ってこれたのも、その距離が最善だっただけなのかもしれない。
この馬に関しては、騎手代わりが仇となってしまった。
攻めの騎乗は嫌いではないが、こればかりはやむを得ない。
3番人気◎①サリエラは、道中こそ先行していたが
4コーナーでわかりやすく失速し12着大敗。
道中は好スタートから先行、馬はやや行きたがっていた。
スタンド前では、なぜか最内枠から外目に出している。本当に揉まれ弱いのか?
2週目に入ってもかかり気味で息が入っていない。
ただ、レース後に楽鉄したとの情報アリ。また、そもそも小柄で間隔があいていたのに
マイナス8キロはないだろう。
馬体重発表後はわかりやすく人気落ちしていた。
敗因は何より状態だろう。それで消耗戦3200mを走れるわけもない。
今回は馬より騎手より厩舎の仕上げ能力を問うレースだったわけだ。
この大敗で馬が嫌気を差さないとよいが……。
一度放牧で立て直して、秋のエリザベスで見せたようなレースを上手い騎手で再現
してほしいと思う。
4着に入った、4歳勢⑰スマートファントムには驚いた。
道中は後方14番手の内、直線では内を選択し、
親父(香港遠征しておりノースブリッジを3着に持ってきた)張りのイン付きで
3番手で粘っていた⑩サヴォーナをあっさりかわし、
この馬の複勝系を持っていた人たちに夢を見せたが、
前で粘った⑥ディープボンド、外から差した⑤ブローザホーンに屈した。
しかし、古馬混合重賞初挑戦でこの見せ場は大健闘である。
また、しれっとディープボンド乗り替わりとなってしまった岩田望来くんの
面目躍如のレースともなった。
4歳勢ではクラシック未出走ということもあり今後の成長に期待したい。
5着の、③ワープスピードはなんとなく中団からじりじりなだれ込んだというレースで、
少なくともテーオーロイヤルとの差は全く詰まってない。
良くも悪くも地力通りのレースだった。
大レースでは格負けするが、重賞長距離では引き続き警戒したい。
それ以外は、ええっと……
4番人気⑦タスティエーラですか?7着と、大崩れはしていませんね。
また馬体重マイナスの時点で人気が下がったので、
厩舎いい加減にしろというファンの声が聞こえる、
といいたいが、
なんだろう、馬が「休ませて!」と言っている気もする。
メシ食べない=走りたくないのぉ!
ということじゃないですかね。嫌気がさしているのでは。
せっかくの成長分の見える馬体重がどんどん減っているので、
精神的なものと思う。
馬の地力はドゥレッツァ同様、十分なものがあると思うので、
休養明けでまた見直したい。
万が一宝塚や夏場までに出走させてきおったらまた切る。
最後に、決着馬柱の頭文字は、
テーオーロイヤル
ブローザホーン
ディープボンド
馬の区切りに意味のある英単語がある馬です。
ロイヤル、ホーン、ボンド。
人気どころで飛んだのは、単体で意味のある馬ばかりなので
何気に4,5着もファントム、スピードやし……。
ここは阪神大賞典の回顧が裏目に出ました。
テーオーロイヤルが本番で怪しい、
ディープボンドはもう枯れた、
この2点がなければ。
また、堅いからと言って強引な穴狙いはダメ。
1.1倍でも嫌える時は嫌えるし、
2.8倍つくのなら十分おいしいじゃないの!!
単勝はじめ、的中した方おめでとうございます!
私?5月は手堅く当てに行きますよ。儲けより、うん、外したくない。
戦績のレース名赤字を見たくないw
戦績:8戦1勝
収支:16000円→2110円
2024年購入したレース:外れは赤字、的中+は太字
フェブラリーステークス
中山記念
阪神大賞典
高松宮記念→2110円馬連ボックスのみ的中
桜花賞
マイラーズカップ
青葉賞
天皇賞(春)