※JRA(C)提供動画よりキャプチャ。

良い位置、中団につけた2、1番人気で阪神ジュベナイルフィリーズ直行組のワンツー。

順番が入れ替わっただけ。そして3,4着は最後方にいた馬が差し、末脚勝負に。

 

3コーナー。3番人気クイーンズウォークが前を主張したこと以外は、ほぼ皆想定通りの位置取り。

 

4コーナー。ラップが落ち着き位置がほとんど変わらない。この時点で最後方組の勝ちは消えた。

勝ち馬も2着馬も絶好の位置にいる。

 

直線。

直線入り口前でモレイラ騎手がアスコリピチェーノを外にはじいて、1馬身ほどのリードを確保した。

そこから早めに抜け出し、最後までいい脚で粘り通した。

届かないような位置から、一応3着には来たライトバックは外をまっすぐ通れ、

4着スウィープフィートはライトバックに外蓋され内→外とフラフラ進路になってしまった。

 

もうこうも堅いと、外れるよりましかもしれないが、まあいいか、という気分になる。

 

タイム
ハロンタイム    12.5 - 10.8 - 11.2 - 11.8 - 11.8 - 11.4 - 11.2 - 11.5
上り    4F 45.9 - 3F 34.1


コーナー通過順位
3コーナー    14,15(4,8,10)(5,18)(2,3,9)(12,16)(1,13)17,6,11,7
4コーナー    14,15(4,10)(8,5,18)(2,3,12,9)(1,13,16)(6,17)7,11

 

平均ペース。先行争いの激化は最初だけで、すぐレースが落ち着いたため、

結果的に前を主張した馬か、中団より後ろで脚を溜めた馬、明確なレースをした馬

が掲示板を占めた。

 

1着に、〇⑫ステレンボッシュ。

普通に強い馬。来られても納得です。

 

道中は、あまりよくないスタートから鞍上が押っ付けて、アスコリピチェーノをマーク。

4コーナー直前まで位置を確保する。美味かったのが4コーナーからのレースぶり。

しれっとアスコリピチェーノを内から抜き去り、遠心力で直線入り口でははじいて

リードを確保。

3/4馬身はここで決まった。まだこの2頭の勝負付けは決まってないと思う。

 

直線に向いてからは馬場も悪化して切れないが、ジワジワとではあるが持続力のある末脚で、

先頭にたってからも最後まで後続を振り切った。ここは完勝である。

 

一つだけ気になっていた、予定鞍上が今週になって変わった影響ですが、

結果的に不運はルメール騎手だけだったということですね。

 

さあ、3冠の資格を唯一確保して、いざ優駿牝馬へ。

 

 

2着に、〇⑨アスコリピチェーノ。

 

道中は、まあまあのスタートから中団を主張するレースぶり。

ただ、口向きが悪かったり、反応が鈍かったり、勝ち馬に比べて状態面が良くなかった?

+10キロは成長分だけではなく、少し余裕があったかもしれない。

 

直線では、ステレンボッシュに外にはじかれた後すぐに鞍上も追っているのだが、

ジリ脚。この馬も持続力のある脚で最後に2着争いに進出した。

 

無敗ではなくなったが、中団からの安定した差し脚は魅力的で、

次走NHKマイルカップであれば、仕上がり次第で本命候補です。

 

 

3着に、〇⑪ライトバック。直前で穴候補って言ってるんですよね。ハァ。

 

道中は、あまりよくないスタートから、ハナから鞍上は手綱を絞って最後方。

4コーナーではスウィープフィートの外を通り続け蓋をした。

 

直線では、大外から直線だけの競馬をし、正直4着かなと思ったら

最後一気に伸びて2着争いまで来た。これには驚いた。

最速上がり32.8はお見事。切れる馬ではないと思ったから、

スタート時点でスウィープフィート同様消えたと思った。

 

良くも悪くも勝負に出た感じ。半端な位置では厳しいと思ったのだろう。

上位2頭は前々で上がり33秒台と強かったので、致し方ない。

 

 

陣営の収穫は末脚だけでなく、道中折り合えたことではなかろうか。

今回は穴人気して拾いたくなかったが、NHKマイルカップで今度こそ人気がなければ。

人気しちゃいますかね?やっぱり。

 

4着の◎⑦スウィープフィートは、さすがに最後方待機は無茶である。

どうも鞍上はハナから勝つ気はなく3着までを狙っていた模様。

ノリ騎乗をされてはたまったものではない。

 

蓋をされてなくても大外をスムーズに回れていたとしても、

届かないよあんなところからでは。

 

5着の⑮エトヴプレは、馬は好スタートから行きたがっていたが、

鞍上が内をちらちら見ながら2番手に控える。

直線に入ってからは一瞬見せ場を作り、ステレンボッシュに差されてからも

最後まで伸び先行勢唯一の掲示板確保である。

 

こういう味のある競馬ができたのは大きい。

フィリーズレビューの人気薄勝ちから、フロック視され9番人気60倍を

見返す走りは見せた。

 

外伸び決め手決着に屈しただけで、内外関係ないいい馬場だったらどうなっていたか。

またどこかで一発ありそうな馬です。血統からは非根幹距離かスプリントで狙ってみたい。

 

後は、何らかの感想が浮かんだ馬だけ。内から行きます。

 

まずはなぜか先行して普通に沈んだ8着の

◎②クイーンズウォーク。早めに外に出したかったのか?

 

道中は、好スタートから鞍上が押っ付けて前を主張、しかし先行勢が凝縮して

ずっと内を通り続ける。もちろん伸びるわけもなく、一切の見せ場なく終わった。

 

直線ではずっと外に出したがっているように見える鞍上川田だが、

コラソンビートが絶妙な失速ぶりで立ちはだかり、しかも馬が内に口向きして

結局最悪の最内を進路どるしかなかった。

 

負けるなら差し届かない、と思ったら、

まさかの前前につけて中途半端に沈んで終わりとは思わなかったよ。

 

ただ、グダグダなレースぶりで上がり34.1と最低限のレースはしており、

正直今回は過剰人気だったと思うので、

優駿牝馬に単勝20倍以下で出走出来たら再評価する。

地力負けの可能性もあるので、人気落ちしてくれなければ再度負ける可能性もある。

 

 

〇⑧コラソンビートは、好スタートを切りながら馬がずっとかかりっぱなし、

鞍上とのけんかで終わり、今回初の大差負け16着。

 

馬場も展開も向いてなかったうえ、直線でおつりがなかったのだから

今回はもうどうしようもない。

ここまでかかるのであれば、もう今後はスプリントに行った方が良い。

 

最後に印を消した⑱チェルヴィニアは、13着。

乗り替わりが思い切り悪い方に。スタートが悪かったため鞍上が押っ付けたら

馬が行きたがり、おっつけ抑えのけんかで終わった。

 

4コーナーでずっと外を向いており、もう馬が走る気を失くしている感じだった。

気性面の成長が見られない。また乗り難しいのだろう。

上手い騎手でないと厳しそう。

 

ただこちらは一切関西圏の出走経験がなく、それが気性に影響した可能性もある。

関東専用機と割り切れば、まだ巻き返しの可能性もありそう。

こういうタイプは大敗でガクッと人気を落とす。そこを狙いたい。

 

最後に、決着馬柱の頭文字はまたも意味不明だ。

ステレン

アスコ

ライト

 

だが、馬名由来が似たものワンツーである。

ステレンボッシュ 馬名意味 南アフリカの都市名
アスコリピチェーノ 馬名意味 イタリアの都市名

都市名ワンツーか。知らんわそんな都市。

 

とにかく、一番いやな負け方が◎2頭の2,3着だったので、

まあどちらも早々に消える決着になって却ってよかったと思います。

いわゆる、◎の複勝かワイドにしとけば、というのが一番いやでした。

 

堅い決着を外しても悔しくもなんともない。

そう割り切って来週です!