第55回関屋記念(GIII) 回顧です。

どうぞよろしくお願い致します。

 

タイム  1.331
ハロンタイム    
12.2 - 10.9 - 11.5 - 11.7 - 11.5 - 11.3 - 11.6 - 12.4
上り    4F 46.8 - 3F 35.3

 

ハイペース

逃げ馬はじわじわと後続を離しており、中団までは前残りを意識した

位置取り。脚がたまっておらず消耗戦となった。

 

当日の夜間に降ったらしい雨は、想定以上に馬場を悪化させてしまった。

当日の芝レースはことごとく、とても開幕週とは思えない、それこそ最終週でも

ありえないほど時計を要している。

 

1分33秒台の決着は、なんと懐かしい

第32回 1997年8月3日 新潟 1600m エイシンガイモン 牡4 1:33.5

まで遡ることになる。

さらに言うなら、新潟改装後、外回り長い直線コースでは初だ。
 
では、上位について触れます。
 
1着に、⑰サトノアーサー。2018年エプソムカップ以来の重賞制覇。
道中は、少しの出遅れ。そこから流れると見たか早々に内に入れて脚をためる作戦に。
直線では、内からじわじわ外に出しつつ残り400mあたりで馬郡の真ん中を進路どり、
前が止まったところを強襲。一気の差し切り勝ち。
ロスなく立ち回った戸崎騎手も久々の重賞制覇となった。
 
2017年菊花賞以来の4番人気に甘んじたが、実績が違うとばかりの完勝だった。
6戦目でも好走して見せたのも、相当なタフさ。
今年は特にそうだが、人気を背負うとどうしても思い切った競馬ができず、
結果的に位置取りや持ち味を殺してしまっていたのかもしれない。
 
2着に、⑱トロワゼトワル。後続を離して絡まれなければ止まらない。
道中は、スタートよく、さらに騎手が内をけん制してハナを主張。
向こう正面から直線入り口までずっと11秒台のラップでじわじわ後続を離す。
直線では、内を通り、
残り100mまで後続を寄せ付けなかったが、さすがに最後は止まった。
 
過去1度も連対がない直線の長いコースはどうかと思ったが、
そういうことではなく後続を離す大逃げのような形に持って行ったほうが
持ち味が生きるようだ。
 
3着に、〇③アンドラステ。1番人気を背負って3着なら十分健闘している。
道中は、中団前よりの8番手。内を進み折り合う。
直線では、内から2頭分の進路を選択し、残り500mでもう鞭が入る。
じわじわと伸び続け逃げ馬との差は少しずつ詰まるが、最後は同じ脚色になってしまった。
 
元々前々から行く馬で、直線の長いコースでは仕掛けどころも難しかったろう。
まだ重賞2戦目で4、3着と差を詰めているのだから、重賞を勝てる日も来るだろう。
騎手は変えないでもらいたいと思う。
 
◎⑪クリノガウディ―は、問題外18着大差負け。
直線までは好位3番手を追走。
そして直線、馬が行き脚つくのを鞍上は待っていたのだろうが、全く動かない。
早々に失速し、3.6秒遅れての入線。
 
故障したかと思ったが、現時点ではそういう情報はない。
もし無事であんな負け方をしたのなら、しばらく休ませたほうがいい。
 
〇①プリモシーンは、15着。先に本命視した2頭がこのありさまで恥ずかしい。
道中は、中団内の11番手。
この馬も問題外で、直線残り500mで行脚を無くしている。加速した馬群から遅れた。
 
今回の上がり35.5は過去最遅。道悪か状態かわからないが、
現時点ではしばらく様子見したほうがよさそう。巻き返しどころではない。
 
最後に、アナウンサー様お疲れ様です。言いにくいですよね……トロワゼトワル。
いや、相当練習したのだろうとは思います。ロワロワオルロワル、言いにくい!
デラデラノビアは言い難くはないですからね。
 
馬券:◎18着、〇15着3着! 予想大外れ!