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Machikita doko itta

熱しにくく冷めやすい私がラテンの国で暮らしたら。。。

ホンジュラスにやってきて無事に3ヶ月を過ぎましたー!!


長かったような早かったような。。



協力隊の隊員は2年間の任期中

活動内容について合計5回報告書を提出することになっているのですが

第1号の報告書の提出期限が赴任後3ヶ月。


ということで 報告書をつくりました。。

最初の報告書は、任地の様子や配属先の概要、活動計画の策定に向けた準備状況についてまとめるというもの。


赴任後3ヶ月で提出っていうけど

語学訓練が1ヶ月あったし…

任地にきてからも大統領選挙やらクリスマスやら年末年始やらうっかり入院したやらで

正味1ヶ月くらいしか働いてないし…

スペイン語でのコミュニケーションもまだまだだし…

活動の方向性もまだみえてないし…


と 

かなり自分を甘やかしていたけど

そんなことしてても前に進めないと気がついて

そして、

すでに報告書を仕上げた同期の存在に刺激をうけて

ひさびさにレポートらしいレポートを作った感じ。


文章にしてみちゃうと、そこそこやってる気になってしまうから怖いですねー。


でも

頭の中で考えてたことを文章化すると整理されるっていうのはあるのかな。

もやもやしてたこともたっくさんあったけど

すこしスッキリしてがんばろうって思えました。


私の目でみて、この地で介入が必要だと思うことはおおまかに4つ。


子どもの虫歯

下痢

准看護師の卒後教育

若年妊娠



大人もキンキラ光った歯が並んでいたり、前歯がなかったりするけど

子どもの虫歯は深刻。

まだ乳歯のうちから前歯が全部無くなっているような子どももたっくさん。
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4歳児が「ビタミンが足りないから歯がなくなっちゃたのー」って言ってたりするんですよ。。

もちろん「んなわけないっ!!」ってつっこんでおきました。



下痢は、

自分がなってみてホントにしんどかったから(笑)

体調崩したとき、あまりのしんどさに

下痢が死につながるって本当だなーって思ったのよね。

冗談ぬきにして、下痢は乳幼児死亡の原因の大半を占めるし

手洗いによって下痢による死亡率が下がることは明らかになっているので

なんとかしたい。。



准看護師の卒後教育は…まったくないので悲惨です。

そもそも准看護師課程は10ヶ月の座学と1年の研修(普通に働く)のみ。

日本の准看護師とはレベルが全然ちがいます。

ってことで

日本なら看護学生だって知っている血液検査のデータの読み方も知らないまま

一人で日勤してたりするんですからね…

そういうスタッフが薬も処方しちゃうんですからね…

お産の介助もしちゃうんですからね…

でも、彼女たちを責めることはできない。


彼女たちだって、知りたいと思ってることがたくさんあって

でもそれを求める相手がいなかったり、限られていたりするわけで。

なので、彼女たちが自分を必要だと思ってくれるなら

何か力になれたらいいなーって思ってます。

日々の業務をこなしながら、私にスペイン語を教えてくれたり

もろもろ面倒みてくれてるお礼に。。



若年妊娠。

聞いてはいたけど、本当に深刻です。

12歳、13歳の妊婦がちょこちょこいます。

16歳で2人目っていう子だってたっくさんいる。

13歳の出産間近の女の子に 初経はいつ?と聞くと12歳という答えが。。

初めての月経を迎えて、そのまま妊娠ですよ。

当たり前だけど、未婚。そして結婚の予定はなし。

パートナーもどこかへ…みたいなこともざら。


今日、避妊目的のホルモン注射をうけにきた女の子はなんと15歳。

10日前に1人目の子を出産したばかりでした。


出産した女性の身体は1ヶ月経ってもまだまだ回復しないのに

10日前に出産した女の子がもう避妊を考えなきゃならないなんて。

そこまでしてつなぎとめたいものって

そこまでしてつなぎとめたい相手って。。

正直いって、その気持ちわからなくもない。

それに彼女はまだ15歳。若い。若すぎる。

でも、でも。でもなんだよなー。


それから

15歳でホルモン注射をうけるということ。

どう思いますか??


自分で妊娠の間隔を調節できる と肯定的にも捉えられるし

パートナーの無責任さ無知や女の子自身の無関心 と否定的にも捉えられる。

なんともいえないモヤモヤした感覚。


ちなみにホンジュラスでは

健康上の問題がない限り中絶は認められていません。

中絶に関わった人は罰せられます。


彼女は一緒に来ていた31歳の女性と共にホルモン注射を受けて帰りました。

この女性、実は彼女の母親。


二人の後姿を見送りながら

間違いなく彼女はこれからずーっとホルモン注射を使い続けるな って感じた。

これから彼女は30年もホルモン注射を使っていくのかもしれないと思うと

私はひとりゾッとしてしまう。



ホルモンを操作するってすごく怖いんです、私。


以前、治療のためにホルモン注射をうけたことがあるんだけど、

ほんのちょっとした量を身体にいれてるだけなのに更年期症状がでて。

人間のカラダってすごいって思ったもの。

ほんのちょっとした量で人間の体が操作できてしまうことが

単純に驚きでもあり怖くもあった。


それに

注射でホルモンを身体に入れたら、尿から排泄されて、

それが動植物にとりこまれて、また人間に戻ってくるってことはないのかな。

短絡的ですか?


人間が何千年も前からいのちを繋いできたその仕組みを

簡単に操作しようとしたら

そんな甘くないぞーって、いつかしっぺ返しされる気がします。


中米の中でもっともエイズの感染拡大のスピードが速いというホンジュラス。

彼女がそれと向かい合わざるを得なくなるのも時間の問題でしょう。



ということで

2ヶ月過ごしてみえたサンタマリアの問題はこんな感じです。



Machikita  doko  itta さぁここからどうしようか。。。




新年あけましておめでとうございます


日本のみなさん

世界中にちらばってるみなさん

ホンジュラスですごすみなさん


2010年の幕開けはいかがお過ごしでしたか。


私は任地のサンタマリアで家族とともに新年を迎えました。



穏やかに新年をむかえ・・・といいたいところですが

ホンジュラスの風習もあり、爆竹が鳴り響き、

夜通し踊り続けるために音楽がガンガンに流れる

そんな中で新年を迎えました。



写真は 案山子のように見えますが

そんなかわいいものではありません。。


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実は・・・

胴体部分にはものすごい量の爆竹が入っています


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Viejo(直訳で古い)と呼ばれる行事なのですが

31日の昼間くらいから人形をつくりはじめ

1日を迎えると同時にこれを燃やします。


私のスペイン語力が足りないもので

あまり詳しいことはわからないのだけど

1年間のいろいろなものを人形に託して

それを燃やすことで すっきり新年を迎えるってことなのかな。


燃やすっていっても かなりかなり激しい燃やし方です。


灯油をかけて、火をつけるんですからね。。

で、爆竹がすごい勢いで鳴り響きます。5分以上はずーっと。


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各々の家で作るわけではないけど

私の家の近くで3体は見かけました。



爆竹そのものが好きではないし

それを人形にいれて身体を吹き飛ばすなんて

正直いって気持ちのよいものではないけど

でも、これがこの地の人の新年の迎え方なんだなーと思ってみてました。


で、この行事が終わってから

ガンガンに音楽が鳴り響く公園に行きました。

いろんな人が公園に向かっていってるのは知ってたけど

どんな感じなんだろう って興味津々で。。


暗闇で全然見えなかったけど

近くにいってみてびっくり。


直径40㎝くらいの小さなミラーボールの光が届く範囲に

ひしめきあうようにしてたくさんの人が踊ってました。

150人以上はいたのかな。

31日の21時すぎから1日の朝5時までずーーーーっと

踊っていたらしいです。


踊るってことが本当にすきなんですよねー。

日本人でいえば飲み会の後に朝までカラオケみたいな感覚なのかな。


失礼ながら ぱっとみ この人は・・・みたいなおじさまとか

激しい音楽が好きには見えないとてもおとなしそうな人とか

お腹の大きな妊婦とか

妊婦じゃないけど大きなお腹を抱えた人とか

みーんなみーんな踊ってた。

本当に楽しそうに。


私も踊るつもりでいたけど

踊ろうと誘ってくる酔っ払いが多すぎて怖かったのでやめておきました。




夜があけて目をさますと静かな朝


いつもは目覚めのコーヒーをいただくのだけれど今日ばかりはと緑茶をのんでみました


いい1年でありますように。。



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お正月はいつもよりちょっと奮発しておいしいお茶を用意してくれる母を想って天を仰ぐ



突然だけど

想像できる範囲の文化の違いはけっこう適応できるもんだなって思います。



想像していなかった違いや頭では理解できるけど受け入れ難いものを

どうやって自分で消化するかと悩むこと

それから

どうやって質問したら自分の欲しい答えが返ってくるかもわからないほどの違いに

途方にくれること


それが文化の違いを体感するっていうことなのかな と思ったりしています。


たとえば食事。

油っぽいって聞いていた。甘いって聞いてた。


だから油っぽい食事がでてきてもそれなりに食べられる。

甘いお菓子がでてきても あーこれかって思える。

コーヒーがあンまーくたって これのことかーって思える。


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でも

油っぽい食事が3食でてくる毎日が続くってこと

それがどんなことなのかを想像するって日本にいたときはできなかった。


どうにかなるだろうって甘くみてたところもあるとは思うけど

たまに息抜きするみたいな食事の日があるんだろうってどこかで思ってた。


でも、そうじゃないんですよね。

日本人が飽きもせずに白米と味噌汁を食べるように

油をたっぷり使った食事が飽きもせずに当然のようにでてくる。


それに加えて想像していなかった しょっっぱい食事。

油と塩。 


で、

そこに有無をいわさずやってくるコーラ…。。

ちなみに私はコーラが苦手(だった。もう慣れた。)



全部いっきにやってくると なにがなんだかわけがわからなくなります。




米がすきなんでしょ!?といわれて

勢いよく 首を縦にふったものの

でてきた米は バターでいためた塩辛い味つけだったりすると

おーそうきたか!!確かに米だ!!でも私が食べたいのはそれじゃないっ!!!! と。

そこで 米が好き の意味するところが彼らと私で違うことに気がつく。


何が好きなの?と聞かれ、野菜と焼き魚 と答えると

野菜(肉も)たっぷりの激辛 ならぬ 激塩スープ と油で炒めたごはん



今日はakiの好きな魚を食べようね と満面の笑みで用意してくれた食事は

塩スープにつかった白身魚に やっぱり油で炒めたごはん


魚を用意してくれた時はほんとにうれしかった。

ここにいると魚なんて簡単に手に入るようなものではないし

何より、普段は魚なんて食べていないだろうに

私のために用意してくれたというその気持ちがうれしかった。


でも、わがままだけれど

お魚に付け合せのサラダ とか そういうことにはならないんだってことを学んだわけですよね。



ちなみにここホンジュラスではトルティーヤ(とうもろこし粉でつくったクレープのようなもの)が主食です。

なので、イメージとしては

塩抜きしたいくらい辛い焼き鮭の塩水添え、チャーハン、クレープの皮 といった感じです。

関西の人はうどんにごはんを食べたりするみたいですが

私は米にとうもろこしなんて、そんなに炭水化物はいらなかったはず。。

はっきりしない日本人代表の私もそれなりの主張はするので

米があるときはトルティーヤはいらないってことは理解してもらえるようになりましたが。



ホームステイ先の家族は私のことをとても大切にしてくれているので

最近では野菜(ごった煮ならぬ ピクルスのような ごった酢漬け)を常備してくれています。


今日のサラダよー

といって レタス1枚がぽろっとでてきたりもしますが。。



野菜を食べるということの意味するもの

サラダを作る・食べるということが意味するもの

私たち日本人とこの地の人ではちがうんだ と知ったのでした。


食生活の1部分をきりとってみても

想像できる範疇を超えることがしばしば

ぎょっとするような驚き方はしないけど

後になってパンチが効いてきて、

ひょっとした瞬間にどうしようもない気持ちにさせられることがあります。


異文化ってこういうことか って思うことの繰り返しです。


最近、食事以外でも異文化に適応するための自分を試されるようなできごとが重なって

それらをどうやって消化するか 昇華するかって

悶々としながらもずーっとずーっと考えていました。

私は何をどうしたいのか。って。

何がいやなのか、何が受け入れられないでいるのか

どうなったらいいと思ってるのか。



で・・・

私は縁あってここで生活することになったんだって

ここで2年間を過ごすことを私自身が選び取っているんだって

そう思って。



ホームステイの契約書をとりかわしたときに

自炊を選ぶこともできたのだけど

私が食事も込みでとお願いしたのは

この国のこの地域の人がどんな食事をしているのか

どんな食文化をもっているのか

まずはそれを知りたい


私はそう思ったから。


一人暮らしではなくホームステイをさせてもらえることの良さって

そういうことだろう と思ったから。

 

自分でも怖くなるほどの勢いで体重が増えてしまったり

体調を崩したときの、油しょっぱい食事に困っていた時期のこともあって

誰かのせいにしてしまいたくて

いろいろ頭を悩ませたけど


でも、

私はここで食事も含めて家族と同じ生活をすることを決めました。


自炊をしたほうが日本人の私の身体にあった食生活を営めるでしょう。きっと。


それでも、

食事をつくってもらうことで得られるものの大きさを考えたら

いまは自炊ではないほうがいいような気がするのです。


理由は・・・楽だから(笑)誰かにつくってもらうって楽ですよねー。

朝なんて特に。。

あとは買い物の問題。スーパーとかがあるわけじゃないので

野菜は車で売りに来てたり、近くの雑貨店で売ってたりするのですが

魚、肉は買出しにいく必要があります。

街までバスで1時間・・・もちろん本数に限りあり。

ということで買い物もしてくれて楽。


それから

私のホームステイしているところは、

職場が一緒のノエミおばさんと、私にとっては友達みたいなお手伝いさんが2人と、

赤ちゃんとそのママ(ノエミとは親戚でもなんでもない)

という家族構成なのだけど

この結びつきがとても強く、

食事はみんなで同じもの食べるのはもちろん

お菓子やら果物やらは必ず人数分買ってあったり分け合ったり

自分ひとりだけで何かを食べるということを決してしない人たち。

週末もノエミの娘家族がやってきたりして

みんなで一緒にワイワイごはんを食べる習慣があるのです。


食事をみんなでとるならば私も同じ時間に同じものを食べて

おいしい時間を共有したい。

時間の共有は気持ちの共有。

スペイン語に慣れるためにもホンジュラスの人や文化を知るための貴重な時間だしね。


さらに

私のためにサラダが常備されるようになってきたのだけど

みんなのお皿にも私のお皿と同じようにサラダが載せられるようになりました。


野菜が必要なのは私だけではなく

家族にとってもおなじこと。


私のために作ってくれた食事で

みんなも野菜をすこしでもとるようになるのならば

私のために淹れてくれる砂糖なしのコーヒーで

みんなも砂糖控えめのコーヒーを口にするようになるのならば

 

そういう食生活を若いお手伝いさんが少しでも知ってくれるのならば

それがいつかどこかで誰かの食事につながっていくように思うのです。



だから、問題も山盛りの食生活だけど

それを上回るだけのなにかがあると信じて

もう少しこの生活を続けてみることにしました。


もちろん、やっぱりムリだーと思ったらその時は自炊にしますよ。

私の身体を守るのは他でもなく自分自身でしかないので・・・。



私のしごと。

母子保健に関することがメインなのだけど、生活習慣病予防に関しての活動も期待されています。


貧しい生活だから糖尿病とか関係ないと思う人もいるかもしれないけど

貧しいからこそ だったりします。


この地での問題はたぶん食生活。間違いなく食生活。


でも

野菜を食べるっていう習慣がない国の人たち

だしを使うという食文化ではない国の人たちに

食生活の改善って問題がでてくると、どうしたらよいのかわからなすぎて気が遠くなります。


食生活の裏には教育の問題や経済の問題や

この地の人々の性質みたいなものも絡んでいるし。



ま、そうそう簡単に解決策なんてみつからないでしょうけど、

この問題を解決できるのは私ではなく、専門知識をもった外部の人でもなく

この地の人々にほかならないですからね。


私がなんとかしてあげようとは思ってないし

なんとかできるなんてとても思えないけど


でも 誰かの何かの力になれると信じて。


縁あって出会ったサンタマリアの人の底力を信じて。



Machikita  doko  itta  あなたを信じます