イビキ職人みみはなこ イビキって病気なの?
台風一過みみはなこも晴れ晴れ
というのは今週末に、みみはなこの診察室10周年のパーティーがあるからです。
さて、舞台は、十数年前の教授室にもどりましょう。
急に呼び出されて、イビキの手術知ってるか?なんて言われても、あたしの頭の中身は
知らんがなイビキって病気なん
しかし、おそれおおくも教授にそんな口たたけない
はあ。とか、いやあ。とかごまかしの返事をすると、
「今度その手術するから、調べとくように」
といわれたのでした。
キヲツケッ!!ハイッ!!!です。
それが、あたしのイビキ第一号の患者さんです。
しかし、これはあたしにとっての第一号であるだけでなく、科にとっての第一号でもあったのです。
当時はネット検索なんてものはありませんでした。
専門誌のバックナンバーを調べるのです。
「Shiro Fijita」のオペレーションというのが、原型です。
しかし、この手術をすることだけが、与えられた仕事ではありませんでした。
大学というところは、研究機関です。検査をしなければなりません。もちろん大学でなくても、
どうしていびきをかくのか調べないと、どこをどのように切ればいいのかわからないですよね。
そのころのあたしは、そんなこともわかっていませんでした。
その検査を習いに行き習得するように命じられたのでした。
それでも、まだ、「イビキってほんまに病気なの?」と思っていたのでした。