「君が作った資料を見ているんだけどね…」
どこの職場でも聞くであろう、何気ない会話。
どの表現をどう変えれば良いか、なんて考えたこともないくらい日常的に聞く言葉。
この言葉について、先日、
私の職場の"デキるくん"が、違った表現をしていた
「〇〇さん、君が作ってくれた資料を今見ているんだけどね、、、」
「△△係長、あなたが素早く作ってくださった資料のことなのですが、」
このニュアンス、伝わりますか
冒頭の会話と同じことを言っているのですけど、
この「作ってくれた」っていう表現、
なんかいいなって思うんです
相手のことをしっかり考えていることが伝わるというか、
ちゃんと向き合ってくれている、その人の人柄が表れている、というか。
私なんて臆病者(チキン野郎)なので、
いわゆる「褒められて伸びる子」の典型です。
そんな私の経験から考えると、
他人から評価を得られたり、認められたりすることによってはじめて、
自分自身を少しずつ重要だと感じることができたり、
自信を持ち始めたりできるのですよね。。
先生から「よく頑張ったね!」と褒められたり、
周りの友達から「すごい!」と言われたりすることで、やっと
自分に少しずつ自信が持てたりするんですよね。
そういう、私のようになかなか自信を持てない人たちがいることを考えると、
この「作ってくれた」という表現は、チームメンバーにとってかなり重要で、
何気ない一言だけど、大きな役割を果たしている言葉なんだと思いました。
一人ひとりが自信を持つことは、
ビジネスの場面では、仕事でのパフォーマンスを高めるための原動力になり、
学校生活の場面では、勉強や部活動で努力をするパワーになるのかなと思います。
なので、チームのコミュニケーションや雰囲気を良くするためには、
"一人ひとりに自信を持ってもらうこと” が
一番重要なのではないかと思います。
わたくしマチダ、この言葉を聞いてからというもの、自分への戒めも込めて、
「職場で人と話す時には、必ず相手に対するリスペクトの表現を考慮すること」、
というのを後輩に指導するようになりました。
始めたばかりで、効果がどこまであるかは厳密に検証できていませんが、(苦笑)
面白いもので、「相手に対するリスペクト」ということを念頭に置くと、
チームメンバーの表現にいろいろな工夫が出てきて、
チーム内のコミュニケーションに変化が見られているように感じます。
「ご指摘いただいた点につきまして、、、」
「早速お送りいただきありがとうございました、、、」
「迅速なご対応助かります、、、」
以前では聞かれなかった表現が、頻繁に出てくるようになりました。
表現はなんでもいい、
自分のキャラクターや相手との関係を踏まえて自由に考えてみて、
とは言っていますが、
少しの意識変化により、チーム内の言葉遣いがかなり変わったように思います。
これを教えてくれた、職場の"デキる君"に感謝ですね!!
形式的な変化だけにとどまらず、定着させることで、
本当のチームワーク向上に役立てていきたいと考えるマチダでした。