職場でたまに聞く言葉。
「どう考えても・・・」
私はこの言葉がすごく嫌い。
使い方を間違えると、相手にすっごいダメージを与えてしまう言葉であると思うから。
「いや、どう考えても〇〇だろ!?」
「どう考えてもそういうことにはならないと思うけど?」
などなど、職場で聞こえる例をあげればきりがない。
上の立場の人が下の人に使うことが多いですかね。。。
先日、職場で聞こえてきたのは、
後輩君が、仕事の進め方を示した後に、
上司がフィードバックを行った時の言葉でした。
「いや、どう考えてもそれは違うでしょ」
どうやら上司がイメージしていたものとは違ったらしいです。
まぁ、仕事をするうえでこういうことは日常茶飯事であると思うのですが、
この伝え方が良くない。
「どう考えても」って、単純に意味を考えると、
「どんな考え方をしても」っていうことですもんね。
その言葉どおりに解釈した場合、受け手は相当おかしい考え方をしていることになってしまうと思うのですよね。
そして、仕事が未熟な若手は、その言葉にショックを受けて委縮してしまうし、
経験値が豊富な中堅職員はその言葉の言い回しにカチンと来るような、、、
そんな状況をチーム内に招いてしまうと思うのです。
上司は確かに経験豊富だけど、上司が考えていることが全て正しいわけではないからね。
ここは上の立場の人がしっかりと意識・配慮するべきかなっていつも思う。。。
(自分への注意喚起を込めて)
実際に、自分なりに考えてそこに行きついた人がいるわけだから、
そこはそのプロセスを尊重してから発言してあげてほしいな。
「なるほど、あなたの考え方はこうなったんだね。これはこれで確かに正しいかもしれないね。じゃあ、そもそもこの資料作成の目的が何であったか、というところから考えてみようか」
仮に否定するにしても、こういうアプローチができれば、
相手もしっかりと話を聞いてくれて、その後のコミュニケーションがやりやすくなると思うのです。
パワハラだとか、モラハラだとか、いろいろと世の中で言われるようになって、
それを防ぐための研修も用意されているけど、単に"防ぐ"だけでは全然足りなくて、
こういう言葉の一つ一つを丁寧に扱っていかないと、良いチーム運営はできないのだろうなぁと思うマチダでした。
「どう考えても」フレーズ禁止令!!
そんなことを自分に課して今日も仕事に臨んで参ります!!