3話贔屓って?
翌日、7時に起き学校の準備をする。
母「今日は早いじゃない。どうしたの?」
飛翔「部活の話し合いがあってさ。」
母「あらっ?部活に入ったの?何部したの?」
飛翔「また今度ゆっくり話すよ。まだどうなるかわからないからさ。
じゃあ行ってきます。」
そう伝えると家を出た。
そもそも監督って何をすればいいんだ?
マネージャーとは違うのかな?
そんなことを考えながら歩いていると
「おはよ!今日は寝坊してないね」
振り向くと梅田さんが立っていた。
飛翔「うん。矢吹さんが話し合いするから早くきてって。」
梅田「あっ聞いたよ。アイドル部を立ち上げるんだって?
佐藤くんは監督になるんだっけ?」
飛翔「なんかそうゆうことになっちゃったんだ。でも、監督ってなにすればいいかわからなくて。」
梅田「私もわからないけど、とりあえずメンバーのことを支えてあげるのが一番じゃないかな?」
飛翔「支えるか。そうだね。まずみんながアイドルになれるように支えることにするよ!
それはそうと梅田さんはアイドルに興味ない?
今俺を合わせて5人いるんだけど、アイドルグループを目指すならもっと人数がいたほうがいいって話になったんだ。」
梅田「なくはないけど、ちょっと考えさせてもらっていいかな?」
飛翔「うん。話聞いてくれてありがと」
学校に着き、梅田さんと別れて部室(仮)に着いた。中に入るとまだ誰も居なかった。
待つ事5分。美玲さんが来た。
美玲「佐藤くんおはよ~!まだみんな来てないんだね?」
飛翔「まだ来てないみたい!そういえば登校中に潮さんに会ったから部活に誘っといたよ。考えてから返事くれるって。」
美奈子「さすが監督!仕事が早いね!」
そう言うと美奈子さんは対面の椅子に座った。
美奈子「それとね、監督になってくれてありがとう。佐藤くんのおかげでアイドルに向かって歩み始めれた。」
そう言うと美玲さんは頭を下げた。
飛翔「俺はまだ何もしてないよ。梅田さんにも美奈子さんがアイドルになれるように
出来る限り協力するって言ったから。」
美奈子「佐藤くんありがと」
美奈子さんはそういうと頬を少し赤くして微笑んだ。
「おはよーっ」と声が聞こえてきた。
みなみ「おっ!監督とみーぱん早いね!」
高木「みーぱん少し顔が赤いよ?何かあったの?」
高木さんがニヤニヤしている。
美玲「何もないよ!」
明らかに動揺している。
志乃「怪しい!監督!贔屓はダメだからね!としちゃんにもハマってよね!」
と言うと口を膨らませた。
飛翔「贔屓なんてしてないよ!」
みなみ「なんか怪しいけどまぁいいや!
ところで顧問の話なんだけど、昔白石先生が歌やダンスをやってたんだって。」
美奈子「そうなの??初めて聞いた。白石先生ってどこかの部活の顧問してたっけ?」
穂乃果「してないと思うよ。」
志乃「なら放課後白石先生に顧問になってもらえるか聞いてみよ」
とりあえず話はまとまり朝の話し合いは終わった。
ただ、加藤さんはずっと美奈子さんに対する贔屓を疑っていたのだった!