2話 俺がアイドル部の監督〜!?

「ねぇ、ねぇ」
目を開けると女の子が立っていた。
飛翔「なんでしょう?」
「私、斎藤美奈子。君が転校生でしょ?」
飛翔「そうですけど、俺何かしちゃいました?もしかしてこの場所使います?」
美奈子「あははっ!何もしてないよ~今初めて会ったんだから!笑 ただ少し話がしたくて!」
飛翔「はぁ、、。話とはなんでしょう?」
美奈子「佐藤君は東京から引っ越してきたんだよね?なっちょから聞いたんだ!
それでね、どうやったらアイドルになれるか知りたいの!」
飛翔「アイドルか〜。」
突然の話で戸惑いを隠さないでいる。
美奈子「そう!アイドル!」
飛翔「どうだろ。正直わからないけど、そうゆうことに詳しい友達がいたから聞いてみるよ!」
美奈子「ありがとう~!私、アイドルになるのが夢なんだ~。でも、こんな田舎町でしょ?だからどうしたらいいか分からなくて。」
飛翔「そうなんだ!また返答が来たら教えるね。えっと、斎藤さんは同じクラスではないよね、、?」
美奈子「私は2年A組だよ。わかったらすぐ教えて欲しいから連絡先交換しよ!
あっ、あと斎藤さんじゃなくて、美奈子って呼んで!この学校斎藤って名字多いからさ!」
飛翔「わかった。また何かあったら連絡するね!」
美奈子「うん!約束だよ!じゃあ次の授業移動教室だから行くね!またね。」
そういうと彼女は行ってしまった。
突然の事で頭の中が混乱している。
「なんか太陽みたいな子だったな。
あっ連絡しとかなきゃ」
昔の学校の友達に連絡し教室に戻った。
教室に戻り先に着くと
梅田「みーぱんに会えた?」
飛翔「みーぱん??誰でしょう?」
梅田「斎藤美奈子って子。あれー佐藤くんを探してたから屋上だよって伝えたのにな」
飛翔「あっみーぱんは美奈子さんのことか!
会ったよ!アイドルのこと聞かれた。」
潮「そうそう。みんなからみーぱんって呼ばれてるんだ!
アイドルになるのはみーぱんの夢だから
私からもお願いします!」
飛翔「うん。俺に出来ることなら協力よ!」
潮さんは微笑むと前を向いた。
午後からの授業が終わり、転校初日が終わった。
スマホを見るとメッセージが2件来ていた。
1人は美奈子さん。もう1人はアイドルの事を聞いた友達からだ。
美奈子さんからは「放課後って時間ある?
みんなに会ったほしいんだ!」
飛翔「大丈夫だよ!ちょうど友達からも連絡来てた。どこにいけばいい?」
と、メッセージを送る!
すると、「佐藤くーん」と呼ばれる。
振り向くとドアから美奈子さんが手を振っていた。
美奈子「メッセージ見た瞬間急いで来ちゃった!じゃあ行こ!」
そうやって言うと美奈子さんは歩き出した。
校舎を出て、少しはずれにある小屋?みたいなとこに着いた。
美奈子「ここが私たちのたまり場!みんなもう来てるから行こ」
ついて行くと3人の女の子の姿が見えた。
美奈子「連れてきたよ~!今日から転校してきた佐藤くんです!アイドルのなり方について教えてくれるんだって!」
飛翔「佐藤飛翔です。正直アイドルのなり方はわからないから、友達に聞いただけだけど。」
「私、矢吹みなみ!よろしくね!」
「私は加藤志乃!としちゃんとかかとしって呼ばれてるんだ」
「私は高木穂乃果、みんなからは何故かおたけって呼ばれたりする。」
美奈子「みなみと志乃と穂乃果でアイドルの事話してたんだ!それで友達はなんだって?」
飛翔「うん。まずは部活として始めてみたら?って
部活でダンスや歌などを練習して宣伝する。人気が出てこればイベントとかに呼ばれてパフォーマンス出来る様になるんだって。ファンの人に認められたらアイドルになれるんじゃないかなって。」
美、み、志、穂「なるほどー」
美奈子「決めた!岡崎高校アイドル部を作ります!」
みなみ「どーやって??」
美奈子「、、、どーやってかな?」
飛翔「生徒手帳に部活を設立するのは
5人以上の部員及びに顧問を必要とするって書いてあるよ。
だから、後1人と顧問の先生がいれば出来るんじゃないかな?」
美玲「なるほど。なら顧問の先生が見つかれば部活が出来るね!」
飛翔「ん?あと1人部員がいるんだよ?他にもいるの??」
美奈子「佐藤くんがいるじゃん!みーぱんとみなみ、志乃、穂乃果でちょうど5人!」
飛翔「えっ?俺も入ってるの??」
みなみ「佐藤くんはそうだな~マネージャー?んー。あっ!監督だ!!」
飛翔「監督~!!?いやいや出来ないよ!アイドルについても詳しくないし!」
美奈子「大丈夫だよ!佐藤くんのおかげで一歩進めれたんだし、ねっ?お願い!」
み、志、穂「お願いします!」
可愛い女の子達にお願いされて
断れなくなってしまった。これはずるい。
飛翔「うん。わかった。出来る限りは協力するよ。」
「やったー!!!」
穂乃果「なら、明日からは顧問の先生探しだね!あと、やっぱ部員も増やしたいね」
そうやって、飛翔のとても長い転校初日が終わった。