お前じゃない。
ハイジ 『お疲れーっす。』
塾講師兼学生(?)ハイジ、塾に到着。
すでに校舎には塾長、林先生、ありっぺ先生がいた。
林先生 『ちょっとーハイジ先生~。 アンジを指導してやって下さいよーww』
ハイジ 『?? アンジを? 何かあったんですか?』
アンジというのは小学5年の男の子。 今日俺は小5の授業に入るため早めに塾に来たのである。
ウチの塾には小5の生徒は3人いて、そのうち一人がアンジ。 こいつがめちゃんこあふぉである。
他の二人は富田健人と梶本健人といい、健人がかぶっているので「トミケン」、「カジケン」と呼ばれている。
この二人は頭がいい。確実に今の3Aの生徒より賢い。
ハイジ 『アンジが何か悪さしたんすか?』
林先生 『それがですねw さっきアンジが教務室に来て、
アンジ 「先生昨日のMステ観たーー???」
って聞いたんですよ。
でも俺ら3人いてアンジが誰に聞いてるのか分からなかったんで答えずに黙ってたら、塾長が
塾長 「アンジ、ここには先生3人おるやろ? 誰に話しかけとんや??」
って聞いたんですよw そしたらアンジが
アンジ 「お前じゃない。」
ってwww』
ハイジ 『wwwwww 塾長に何言っとんやアンジwww』
アンジ 『間違って出たとって・・・・w』
そんな暴言を吐いたアンジと教室に入ると、トミケン・カジケンがかくれんぼをしていた。
ハイジ 『おーい、トミケン!カジケン! 席につけー。 算数始めるぞ!』
トミケン 『えっ、今日の算数林先生じゃなくてヤクザがやると??』
ハイジ 『誰がヤクザやねん( ´_ゝ`) 早く座らんと捕まえて食うぞ!!』
カジケン 『わーー! 席つけーw!』
アンジ 『・・・先生。』
ハイジ 『・・・・? ん?』
アンジ 『富田がトミケンでさ、梶本がカジケンやん? おれだけ呼び方違うやん?
やけんおれも「アンケン」って呼んで。』
ハイジ 『お前名前に「ケン」付いてねぇだろ(;一_一) アンジはアンジだよ。』
アンジ 『いやだ。 おれアンケンがいい。』
ハイジ 『わけ分からんとこでダダこねるなよ・・・。
はい、じゃぁ今日はテキストの14ページ開いて~。』
中学生の授業よりは若干優しめ?の口調で授業を続ける。
ハイジ 『・・・もう(1)から(5)まで全部解けたかな?』
トミケン 『解けたー!』
カジケン 『よゆ~~。』
アンジ 『・・・・・。』 ←まだ(2)を解いてる
ハイジ 『えーっと、じゃぁとりあえず答え合わせだけしとこうね。 アンジは答えだけ書き写しといて後でやろう。
はいっ! じゃぁ(1)の答えは何になりますか、アンジっ?』
アンジ 『・・・・・・・・・』
ハイジ 『・・・アンジ? (1)の答えは何になるや? もう解けとるやんか。』
アンジ 『・・・・・・・・・』
ハイジ 『・・・・・・・・。
・・・・・アンケン答えは
アンジ 『0.5っ!!』
こいつめんどくせぇー((((( ̄Д ̄;)
その後トミケンとカジケンに(2)以降の答えを言わせ、続きの類題2を解かせる。
その間俺はつきっきりでアンジが問題を解く手助けをする。
類題2は自分でやりたいとアンジが言うので、しばらく時間を取ってまた答え合わせ。
ハイジ 『よし、じゃあ類題2の答え合わせをしよう。
はい、(1)の答えは何になる、アンジっ? ・・・じゃなかったアンケン・・・?』
アンジ 『・・・先生。 何でおれいっつも当てられるの(1)?』
ハイジ 『(2)以降はお前じゃ解けないだろうが
・・・ん? 偶然よ、偶然。』
アンジ 『じゃぁおれが(3)の答え言うっ!!』
ハイジ 『( ´_ゝ`;)
・・・んじゃぁトミケン、(1)の答えは?』
トミケン 『1.6』
ハイジ 『はい正解ー! じゃぁ次カジケン(2)の答えは??』
カジケン 『0.42!』
ハイジ 『そうね! よろしい。 足し算すると0.42になるね☆
・・・それじゃぁアンジ(3)の答えは??』
アンジ 『・・・・・・・。』
ハイジ 『ア・ン・ケ・ン答えは??』
アンジ 『3.5っ!!』
ハイジ 『・・・・・。 1.431+2.117よ?』
アンジ 『は!? 3.5じゃないと?? マジ算数好か~~ん!!』
やけん(1)にしとけっつったろうが・・・(=_=;
俺小学校の先生は絶対嫌だわ・・・。 そう確認したハイジであった。
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