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∞人でジャンケンすると必ず「あいこ」になる。





塾に行ってないのであまりにネタがないのでどうでもいい話を書いて読者の気を紛らわす作戦に出ました、ハイジです。




昨日メェ(ヤギから戻した)の家で解析Cの勉強をしていたときにこんな話が出ました。



まず皆さん、次の文章を読んでみてください。










A、B、Cの順に濃い食塩水がある。






・・・読みましたか?



では、A、B、Cの食塩水のうち、どれが一番濃いと思いましたか??


もし数学の文章題などでこういう文章が出たら、問題に不備があると指摘する人もいるかもしれません。


何故ならAから順に濃いのか、Cから順に濃いのかが不明瞭だからです。




でもなんとなく俺はこう書かれたら、Aが一番濃いと書いてあるように思えます。




同じくメェもAが一番濃いように感じると言います。




ポチャCが一番濃いと感じるようです。




ポチャ  『そりゃCが一番濃いやろ?? だってさ、



       A、B、Cの順に大きい って言われたらCが一番大きい感じせん??




確かに。 A、B、Cの順に大きい、と言われたらCが一番大きいような気がします。




ってことはさっきの例もCが一番濃いのか・・・と納得しかけたそのとき、




アズ  『でもさ、 


     A、B、Cの順に速い  って言われたらAが一番速くない??




確かに!! それだとAが一番速いような気がする!!



日本語というのは面白いものです。 皆さんは上の文章に対してどう感じますか??









それとこの日、ポチャが塾で生徒に質問された話をしました。




ポチャ  『2人でジャンケンして「あいこ」になる確率って3分の1やん?



      3人でジャンケンして「あいこ」になる確率も3分の1やろ?』




ちょっとだけ解説しましょう。




2人でジャンケンをする場合、1人が出す手は「グー」「チョキ」「パー」の通り。


3通りのパターンで手を出す人が2人いるわけなので、全体の場合の数は3の2乗です。




そのうち「あいこ」になるのは、2人が同じ手を出す3通りです。




よって2人でジャンケンして「あいこ」になる確率は3/9=1/3(3分の1)となります。




次は3人でジャンケンした場合ですが、さっきと同様全体の場合の数は3の3乗通り。



そのうち「あいこ」になる場合の数は、全員が同じ手を出す3通りと、全員が一つずつ異なる手を出す3!通り、合わせて3+6=9通りです。




よって3人でジャンケンして「あいこ」になる確率は9/27=1/3(3分の1)となります。




つまり2人でジャンケンしようが3人でジャンケンをしようが「あいこ」になる確率は等しいわけです。






ポチャ  『んでさ、こないだ生徒に、「じゃぁ4人でやっても3分の1になると??」って聞かれたんよ。』




俺とメェは確率論専攻なので、こういうの聞かれたらなんか燃えますw




というわけで"n人でジャンケンをしたときに「あいこ」になる確率"を計算してみました。




まず先ほどまでと同様、「グー」「チョキ」「パー」の3通りの手を出しうる人がn人いるわけなので、全体の場合の数は3のn乗通りになります。




次に「あいこ」になるときの場合の数を求めたいのですが、これを「3人が同じ手で4人が同じ手で・・・」といちいち場合分けしてやってると日が暮れるので、


逆に「勝負が決まる場合の数」を求めて、先ほどの全体数3のn乗から引いてやって求めます。




n人でジャンケン

まず、ジャンケンで勝負が決まるためには3種類の手が出ては困るので、全員が同じ2種類の手「グー」「チョキ」しか出さない場合の数を求めると、2のn乗通りになります。


でもこの中には「全員グー」「全員チョキ」という場合の数も含まれてるので、これから2通りを引いて、2のn乗-2通り。


これが「グーとチョキしか出ないで勝負が決まる場合の数」です。




図を見て分かる通りあとはこれを3倍すると「勝負が決まる場合の数」=3(2のn乗―2)通り




 「あいこになる場合の数」+「勝負が決まる場合の数」=「全体の場合の数」 なので、



 「あいこになる場合の数」=「全体の数」-「勝負が決まる場合の数」


                      3のn乗 - 3(2のn乗―2)   通り   になります。




よって、n人でジャンケンして「あいこ」になる確率は、{3のn乗ー3(2のn乗ー2)}/3のn乗 となることが分かります。



当然この式にn=2、n=3を代入すると1/3になるわけです。



ちなみに4人でジャンケンして「あいこ」になる確率は13/27です。




皆さん今までの経験上、あまり多くの人数でジャンケンしてもなかなか勝負が決まらない、というのは知っておられると思います。




上で求めた「n人でジャンケンしてあいこになる確率」={3のn乗ー3(2のn乗ー2)}/3のn乗 を2以上の自然数nに対する数列と見れば、


これは単調非減少な数列で、nを無限に大きくしていくと1に収束します。


今日の日記のタイトルの意味が分かってもらえたかとw





数学科っていうのはこういうことを日々考えて生きている気持ちの悪い集団だと思ってもらって結構です・・・。









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