マダムキラー、俺。
今日から5日間、とある介護施設で介護体験が始まった。
おじいさんおばあさん相手に食事介護、排泄介護、入浴介護等をするわけだ、この俺が。
何の知識もねぇのに。
「言われたこと意外は一切何もしないでください。 九州大学の名前を背負ってるんですから。」
介護実習の前にあったオリエンテーションで言われた言葉に俺はめちゃくちゃ不安を覚え、
初日の今日、緊張しまくりで実習先の介護施設に向かった。
職員 『職員と一緒に朝礼に参加してください。』
言われるがままに参加した朝礼。
職員 『307の竹下さんのバイタルを忘れないことと、701の宮田さんのお薬を昼夜逆にならないよう注意を。
本日は56名の宿泊者、ショートステイの方が・・・』
ハイジ (え・・・これってさ・・・俺用の注意事項じゃないよね?
こんな高速で言ってること暗記しろってんじゃないよね( ̄д ̄;)??)
朝礼からすでに脇汗をかきつつある俺・・・。
職員 『では次に副介護長から注意事項をお願いします。』
副介護長 『・・・昨日は本当にご迷惑をおかけしました。
今後ああいった事態が起こらないように万全の対処を・・・』
昨日なんか事故的なもん起きてるー∑( ̄☐ ̄;)!!
もう脇から汗が湧き・・・
そのまま担当の階に上がると、俺担当の職員の方がおられて、
職員 『今日は初日なんで、とりあえずおじいさんおばあさんたちとコミュニケーションを取ってきてください。』
ハイジ 『あ、なるほど、まずは仲良くなるためにってことですね。』
職員 『ええ。』
ハイジ 『・・・。』
職員 『・・・。
え、あ、もう行かれていいですよ?』
予備知識0で行けってか(°Д°;!?
…名前くらい教えてくれよ…_| ̄|〇
全てが試行錯誤。 名前を伺いつつコミュニケーションを取っていくことに。
ハイジ 『今日から5日間実習に来させていただきます、ハイジと言います。 よろしくお願いします☆』
おじいさん 『あーあ、あうぅーお、おぃーが?』
ハイジ 『は、はい。 よろしくお願いしますね(゚∀゚;)』
何を言っているのかがマジで分からん。
冗談抜きで8割方向こうの言っていることが理解できないのである。
中にはしっかりしゃべれる人もいるが、そういう人は認知症であったりアルツハイマーであったり・・・
ハイジ 『今日から5日間こちらで実習させていただくハイジといいます。 よろしくお願いします。』
ばあちゃんA 『あらー高校生? 18歳くらい?』
ハイジ 『www いえ、大学3年です。 21歳ですね。』
ばあちゃんB 『まぁー可愛いねぇ☆ 食べちゃいたいわ♪ けひゃひゃひゃwww』
ハイジ 『逃げちゃいたいわ はははは・・・。』
ばあちゃんC 『ほんとねぇw 顔もハンサムやし、女の子もほっとかんわねぇ。 きひひひひwww』
ばあちゃんB 『そりゃアンタ当たり前よね、彼女の一人や二人おろうがね!』
ハイジ 『ww いえ、そんなことないですよ、彼女が出来なくて困ってるくらいで・・・』
ばあちゃんC 『そんだけハンサムなら彼女くらいおろうね!
・・・それでここにはどんくらいおるんね?』
ハイジ 『えっと、今日から5日間ですね、金曜日までです。』
ばあちゃんA 『まぁ大変ね! まだ高校生やろうに・・・。』
ハイジ 『え…いや、僕は九州大学から来た3年生なんですよ…。 もう21歳で…。』
ばあちゃんB 『まぁまぁ九州大学ね!
九州大学でしかもこれだけハンサムなら彼女の一人二人おろうがね。 けひゃひゃひゃwww』
ハイジ 『ハンサムなんて…恐縮です。 彼女なんて全然…』
ばあちゃんC 『またまたw きひひひひwww
・・・それで、ここには来週くらいまでおるんね?』
無限ループ(゜Д゜;≡゜Д゜;)
介護士さんってホントすごいなぁ・・・。