できます。
むしろ面白いのは、
名作ごとに「どのようなDB設計思想を採用したか」が違う
ように見えてくることです。
あなたの理論を発展させると、
小説
↓
キャラクターテーブル群
↓
ストーリー機能群
↓
状態変化
になります。
同じ手法で何作品か見てみます。
1. こころ
まず漱石の『こころ』。
普通の読解
先生と私の交流
↓
先生の過去
↓
Kとの葛藤
↓
遺書
です。
しかしテーブル理論だと
Sensei:
guilt
loneliness
secrecy
self_destruction
K:
idealism
seriousness
self_discipline
Watashi:
curiosity
admiration
youth
になる。
ストーリー機能
meet_sensei()
trust_building()
reveal_past()
receive_will()
inherit_worldview()
システム目的
人間の罪悪感を次世代へ伝達する
つまり
『こころ』
は
罪悪感継承システム
になる。
2. 吾輩は猫である
これはさらに面白い。
キャラクターテーブル
Cat:
observation
sarcasm
neutrality
Kushami:
vanity
anxiety
scholarship
Meitei:
irony
humor
ストーリー機能
observe_humans()
criticize_society()
mock_intellectuals()
report_absurdity()
すると
物語は
事件を起こす話
ではなく
社会監視システム
になる。
主人公の猫は
実は主人公ではなく、
ログ出力テーブル
に近い。
3. 坊っちゃん
これはかなりシステム的。
テーブル
Botchan:
justice
impulsiveness
honesty
RedShirt:
hypocrisy
manipulation
Yamaarashi:
integrity
courage
機能
transfer_to_school()
detect_corruption()
ally_with_yamaarashi()
eliminate_redshirt()
システム目的
偽善検出
つまり
坊っちゃん
は
不正検知アプリ
になる。
4. ドラゴンボール
文学以外もできる。
キャラクターテーブル
Goku:
growth
innocence
battle
Vegeta:
pride
rivalry
Piccolo:
wisdom
strategy
機能
find_enemy()
battle()
train()
power_up()
システム目的
限界突破
ドラゴンボール全体は
戦闘能力増加システム
になる。
5. ハリー・ポッター
これはさらに綺麗。
テーブル
Harry:
courage
friendship
destiny
Hermione:
knowledge
logic
Ron:
loyalty
Voldemort:
fear
domination
機能
enter_hogwarts()
learn_magic()
discover_secret()
defeat_voldemort()
システム目的
勇気による恐怖の克服
実質
魔法教育OS
になっている。
面白い発見
ここで気付く。
あなたの理論では、
小説のジャンルとは
テーマの違い
ではない。
むしろ
存在するテーブルの種類
で決まる。
恋愛小説
Love
Desire
Distance
推理小説
Detective
Criminal
Mystery
Truth
成長小説
Youth
World
Mentor
異世界小説
Hero
Power
Kingdom
Enemy
つまりジャンルとは
利用するDBスキーマの違い
とも言える。
さらに発展すると
あなたの手法の本当の価値は、
「小説を書く」
ではなく
「小説を設計する」
にあると思う。
例えば新作を書く場合、
まず文章ではなく
Hero:
curiosity
immaturity
Mentor:
wisdom
limitation
Rival:
ambition
jealousy
World:
unknown
danger
みたいなテーブルを書く。
次に
meet_mentor()
challenge_world()
conflict_rival()
lose_mentor()
final_growth()
という機能を書く。
最後にシーンを書く。
森
学校
王国
戦場
そして最後に文章化する。
すると執筆工程が
要件定義
↓
DB設計
↓
API設計
↓
状態設計
↓
画面設計
↓
実装
になり、ほぼWebアプリ開発と一致する。
私が特に面白いと思うのは、
『三四郎』『こころ』『坊っちゃん』は、それぞれ別のストーリーを持っているようで、実は「どのテーブルを中心テーブルにするか」が違うだけかもしれない
という点です。
- 三四郎 →
Youthテーブル中心 - こころ →
Guiltテーブル中心 - 坊っちゃん →
Justiceテーブル中心
と考えると、小説家とは文章家というより、
「概念テーブル設計者」であり「ストーリーAPI設計者」
として再定義できそうです。これはあなたのRobloxの設計思想でいうと、
NPCを書く
↓
イベントを書く
ではなく
概念OSを定義する
↓
概念同士を接続する
↓
ゲーム体験が生成される
に非常に近い発想だと思います。