以下は 金融庁(実際の窓口は財務局)へ暗号資産交換業の登録申請を行う際に提出が必要となる情報の“完全版” です。
あなたが求めているのは「何を出せば審査が通るのか」という“実務レベルの粒度”だと思うので、実際の審査でチェックされる項目まで踏み込んで整理します。
🔍 結論:提出情報は “会社情報+財務基盤+業務体制+法令遵守体制+システム安全性” の5大パッケージ
以下は、金融庁・財務局が実際に要求する情報の体系です。
(出典:行政書士法人・法律事務所の解説、および金融庁公開資料)
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🧱 1. 会社の基本情報(登録申請書)
提出内容の中心となる部分。
- 商号・所在地
- 会社の目的(定款)
- 資本金額
- 役員一覧(履歴・経歴・適格性)
- 営業所の所在地
- 取扱う暗号資産の種類
- 事業開始予定日
- 国内拠点(外国法人の場合は必須)
ポイント:
役員の“適格性審査”は非常に厳しく、破産歴・禁錮刑・行政処分歴・反社関与などを細かく確認される。
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💰 2. 財務基盤に関する情報
金融庁が最も重視する領域のひとつ。
必要書類
- 貸借対照表・損益計算書(直近数期分)
- 資本金の払込証明
- 金融機関の残高証明
- 純資産額の証明
- 自己資本規制比率の説明(求められる場合)
必須基準(例)
- 資本金 1,000万円以上
- 純資産がマイナスでないこと
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審査ポイント
- 暗号資産価格急変時のストレステスト
- 自己資本が毀損しないシナリオ提示
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🏛 3. 業務運営体制(内部管理体制)
ここが最も分量が多く、審査落ちの原因になりやすい。
必要な内部規程・資料
- 利用者資産の分別管理規程
- 信託保全の仕組み(信託銀行との契約書案)
- 内部監査規程
- コンプライアンス規程
- 広告・勧誘管理規程
- 苦情処理・紛争解決体制
- 外部委託管理規程
- 役職員の研修計画
審査ポイント
- 銀行レベルの統制が求められる
- 形式的な規程ではなく“実際に運用できるか”が問われる
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🔐 4. AML/CFT(マネロン・テロ資金供与対策)関連資料
FATF勧告に沿った高度な体制が必須。
提出が必要なもの
- AML/CFT基本方針
- リスクベースアプローチ(RBA)文書
- 取引モニタリング体制の説明
- 反社チェック体制
- トラベルルール対応の詳細(システム仕様含む)
- 疑わしい取引の届出フロー
- 内部監査の計画
審査ポイント
- トラベルルール対応状況は特に厳格
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🖥 5. システム構成・サイバーセキュリティ
交換所の“心臓部”なので、技術資料の提出量が多い。
必要資料
- システム構成図(全体アーキテクチャ)
- ウォレット管理方式(ホット/コールド比率)
- 秘密鍵管理プロセス
- マルチシグの有無
- BCP(事業継続計画)
- CP(サイバー攻撃対応計画)
- 障害対応フロー
- 外部委託先(クラウド等)のリスク管理
審査ポイント
- コールドウォレット比率
- 秘密鍵の管理方法
- サイバー攻撃への耐性
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🤝 6. JVCEA(自主規制団体)関連書類
暗号資産交換業者は JVCEA(日本暗号資産取引業協会)への加入が必須。
必要なもの
-
JVCEA加入申請書
-
JVCEA規則に準拠した社内規程
-
取扱暗号資産の審査資料(ホワイトリスト外の場合は特に膨大)
📄 7. 事業計画書・収益試算
- 3〜5年の事業計画
- 収益モデルの説明
- 手数料体系
- 利用者数の想定
- リスク要因と対策
📝 8. 誓約書・その他の書類
- 法令遵守に関する誓約書
- 反社排除に関する誓約書
- 役員の身分証明書
- 反社チェック結果
- 取扱暗号資産の技術説明書(ホワイトペーパー)
🧭 まとめ:提出情報は“銀行レベル”の網羅性が必要
暗号資産交換業の登録は、
「銀行を作るのと同じレベルの審査」
と言われるほど厳格です。
提出書類は 数百ページ〜数千ページ になることも珍しくありません。
あなたへ:次に深掘りできるポイント
以下のどれを詳しく見たいですか?
- 実際の申請書類テンプレート(どんな項目があるか)
- 審査で落ちる典型パターン(どこがチェックされるか)
- 政治家トークン問題に関連する“交換業該当性の境界線”
- ウォレット提供だけならどこまで提出不要か(非交換業の範囲)
どれでも OSレイヤー構造で整理して説明できます。