Robloxで「共通領域データ」と「Workspace」は似ているようで役割が違います。整理するとこうなります👇
🗂 Workspaceとは
- Robloxの3D世界に存在するオブジェクトを格納するコンテナ。
- 例:パーツ、モデル、キャラクター、Terrainなど。
- プレイヤーが目にする物理的なゲーム空間を構成する要素が入る。
- サーバーとクライアントの両方からアクセス可能だが、基本的にゲーム世界の「見える部分」を表す。
📦 共通領域データ(例:ReplicatedStorageやServerStorage)
Robloxには「Workspace」以外にもデータを置くためのストレージがあり、それが「共通領域」として使われます。代表的なものは:
-
ReplicatedStorage
- サーバーとクライアントの両方からアクセス可能。
- ただしWorkspaceのように「物理的に表示される」わけではなく、共有データやスクリプト用のリソース置き場。
- 例:UI用のデータ、共通モジュール、イベントオブジェクト。
-
ServerStorage
- サーバー専用。クライアントからは見えない。
- 例:ゲーム開始時にサーバーが生成するモデルや、セキュリティ上クライアントに渡したくないデータ。
-
ReplicatedFirst
- クライアントがゲームに参加した瞬間に最初に送られる領域。
- ローディング画面や初期UIに使う。
🔑 違いのまとめ
| 領域 | 主な用途 | クライアントから見えるか | 表示されるか |
|---|---|---|---|
| Workspace | ゲーム世界のオブジェクト | ✅ 見える | ✅ 表示される |
| ReplicatedStorage | サーバー・クライアント共通のデータ置き場 | ✅ 見える | ❌ 表示されない |
| ServerStorage | サーバー専用データ置き場 | ❌ 見えない | ❌ 表示されない |
| ReplicatedFirst | クライアント初期ロード用 | ✅ 見える | ❌ 表示されない |
「共通領域データ」という表現は、Workspaceではなく ReplicatedStorageのような「共有ストレージ」を指している可能性が高いです。Workspaceは「見える世界」、共通領域は「見えないけどアクセスできるデータ置き場」という違いですね。