おはしから始まる確率の話。
ものすっごくどうでもいいことなんですけど
ご飯を食べ終わったら、「あ、お箸が互い違いになって食べてた!」ってことありませんか。ありませんかね。ないですかね。ないっすか。
今日の夕食もそうでした。先程気付きましたが、お箸が1本ずつ。種類が違うのです。
1本は縞模様の入っているもの。もう1本は無地。
私の家には箸が3膳あるのですが、どれもよく似ているもので、よく間違えてしまうのです。
さて、私はとにかく運が悪いという話をしましょう。
つまり、3膳のお箸、つまり、6本の棒があります。そのうち2つずつはセットです。
今、目をつむって6本の中から2本を選んで、正しい組み合わせになる確率はどのくらいでしょうか。
とりあえず、1本目を選びましょう。
そのときは、6本のうちなんでもいいので、6本中6本OK、
つまり便宜上式を書けば6/6=1、まぁ要するに、確率が1ということは「なにをひいてもいい」ということですからね。
じゃあ2本目を引きましょう。2本目は、「1本目ひいたお箸と同じ種類をひきたい」というわけですから、
先程ひいた1本を除く5本のなかのうち1本がそれに該当するので
1/5
ですね。
※ちなみに、「1本ずつ引く」という場合と「2本いっぺんに引く」という違いは今回はありません。つまり、上のことをチェックすれば、「2本いっぺんに引く」ことを計算できるのです。ふしぎ!
最終的に、2本ひいて1セットのお箸になる確率は、1×1/5=1/5になります。
朝昼晩を家で食べるような休日なら、土日のうちに1度
お昼は学校や仕事場で済ませる平日なら、月~金の間に2度
そのくらいの頻度で「お、適当に取ったらお箸の種類があってるぞ、ラッキー」と思えるわけです。
思えるはずなわけです。
えーっとですね。私、とても「運が悪い」という体質で
一人暮らしを始めてから数年になりますが、真面目に3回くらいしか揃ったことがありません。
ウソだろうと思う方はまぁ仕方ないんですが、もう面白いくらいそろわないんですよ。
ですが、確率は0ではない。私も毎回「お箸おみくじ」を楽しみにして生活しています。
-----
余談ですが、例えば次の文章
とりあえず、1本目を選びましょう。
そのときは、6本のうちなんでもいいので、6本中6本OK、
つまり便宜上式を書けば6/6=1、まぁ要するに、確率が1ということは「なにをひいてもいい」ということですからね。
このうち、赤の1と青の1の意味は違いますね。当たり前ですか。
もっと言えば、「問題1(1)の答えが1」の文章の「1」の意味は全部違います。
あたりまえやん!!って感じですかそうですか。
実は意外とできないんですよね。まぁこれはわかりやすい例でしたが。
これが文字になったりすると、とことんわかりにくくなって、おうふ…ってなった方は少なくないはず。
特に確率は文字でなく数字が多いものの、やはりいろいろやっていると、自分がなにを矢ているかわからなくなるものです。
まずは、上のように色をつけてみたり、1本目という意味では①と書こう、とか決まりを作ってみてください。
ちょいとノートがカラフルになったりしますが、わかりにくいよりいいでしょう。
うまい例が示せないのが心残りですが、とりあえず「なにやってるかわからなくなった!」というときは、こんな方法で、視覚的に情報を整理してみてください。
お、私いいこと言ったぞ?
-----
もうひとつ余談ですが、確率にはこんな話もあります。
例えば、サイコロを投げるとします。ころころ。
ころころすると、1~6のうちのなにかしらの目がでます。
出る確率はすべて同じですね。
また、コインを投げても、オモテかウラのどちらかが出ます。
こちらも出る確率は同じです。
よく聞く言葉?で言えば、「同様に確からしい」って感じです。
まぁこういう例は「見りゃわかるじゃないか!」って怒られるかと思いますが
確率論には、大数の法則と呼ばれるものがあります。
いろいろな式や解釈の仕方があるんですが、たとえばサイコロの例で言えば
「たくさん投げ続けて、『1が絶対に出ない』なんてことはない」
つまり、「たくさん投げていけば、いつかは絶対に1が出る」ということです。
数学っぽく、カッコよく言えば
「『無限回の試行で、1の目がでない』ことが起こる確率は0」
言いかえると、「無限回の試行で、『1の目がでる確率』は1」
ということになります。まぁ簡単に言うと、いつかは1が出るって感じです。
同じように、「コインの表/裏のどちらかが全く出ない、という確率は0」というふうに言えます。
ですから、「その事象が起こりえる以上、『絶対に起こらない』などということはあり得ない」ということです。
今度は同じように、「コインを投げて、『ずっと裏が出続ける』ということは起こりえない!(つまり確率0)」
簡単に言えば、いつかは裏が出ない、つまり表が出るよーってことです。
そうです。
「起こりえる」ならば、いつかは「必ず起こる」のです。
「台風で学校がなくなれー」とか、「今日の夕食はハンバーグがいい!」とか。
「手術が成功する確率は極めて低い」とか
あり得ない話ではない」という以上、「あり得る」というしかないのです。
まぁ…手術はそうはいきませんが、毎日「今日はハンバーグが…」とか願えば、いつかはハンバーグが出てくる、ということです。
…こうやって考えると、なんかくだらないですけど。
まぁ、この考えがあるおかげで、「サイコロの1の目が出る確率は1/6」なんですよ。マメ知識。
あー…気をつけなければいけないのは
たとえば、すごろくで「あと7マスでゴールできるのに…」ってときはもう諦めてください。
どんだけ頑張っても、「こい!7の目こい!」とか思っても無意味ですからね。
「あり得る」ということが必要なのです。サイコロに7の目はありませんのでご注意を。
こんな感じの確率に関する話ですが、いかがだったでしょうか。あ、ここまで読んだ方はいないかもしれないですね。
「起こりえるならば、それが起こらない、ということはない」という解釈で進んできました。
でも、もっと頑張って解釈すれば
「いつかは夢はかなうもの」という文章を読んだときに
「あ、なんか頑張れそう」と思えませんか?
そう考えると、なんだかちょっとステキな数学かなーって思ったりします。
また良いこと言ってしまった私…(のヮの)b