中学校教員の魅力を発信していきますよ、第2回。
中学校の教員の職場の人間関係は、かなり良好です。もちろん世の中のすべての職場を知っているわけではないですが、世の仕事の中でも、いい雰囲気で仕事ができる方だと思います。
なぜか?その理由は主に2つあります。
1つ目は、それぞれの先生が、他の人にない知識や技能をもっているからです。その結果、自分にない知識や技能をもった先生方を「リスペクト」しています。
例えば、私は数学の教員なので、学校の誰よりも微分と積分については詳しいです。しかし、音楽の先生のようにうまくピアノは弾けませんし、美術の先生のように素敵なイラストを描くことはできません。英語の先生が普通にALTの先生と英語で流暢に会話している姿をみて「すげえなぁ」って思えます。
また、音楽や美術を「副教科」と生徒たちは言う事がありますが、私たちは「副教科」という言葉は決して使いません。国語や数学が「主」で、体育や音楽が「副」だなんて先生たちは誰も思っていないからです。お互いが、お互いに自分にはない力をもった同僚の先生をリスペクトしています。
その結果、同僚を上にみたり、下にみたりといった力関係が生まれにくく、みんなフラットに仕事ができます。
2つ目は、教員は他の仕事に比べて、圧倒的に人権意識、人権感覚を大切にするからです。
生徒に「いじめはどんな理由があってもダメ」と教えています。教えるからには、自分達もそういうアティチュードで仕事に望んでいます。
生徒が泣いていたら「どうしたの?」と話を聞きます。「あ?泣いてる?根性ないな!」とは言いません。
「どうしたの?」と話を聞くことがスタートです。その子の人権を大切にします。
授業では部落史を教えます。歴史的に差別が起こった経緯を教えます。理不尽な差別があることを教え、決してあってはならないことだ、ということを教えます。
最近は増えてきた外国人に対して厳しい意見をいう日本に住んでいる人も多いような気がします。しかし、私たちは外国人に対しても人権をしっかり考えます。なのでXなので、安易に外国人を避難しているコメントがありむすが、それらの意見が軽く見えて仕方ありません。何でもいい面も悪い面があります、白黒つけることが正しいことじゃないんです。
そういった、人権感覚はしっかり持った先生たちですから、職場の同僚に対しても理不尽な対応や、返答をすることはありません。生徒が下校したあとの職員室では、終始、残りの仕事をしながら和やかな雰囲気です。
職場によっては、同僚との人間関係に悩んでいる人もいるようです。教員の世界はそういったことはおこりにくい、非常に働きやすい職場だと思います。