「絶対値が5である数をすべて答えよ」

 

小学校と中学校で「定義」が変わる用語がいくつかあります。

例えば「整数」は小学校ではいわゆる「正の整数」を表しますが、中学校では「負の整数」も含まれます。

 

日本文教出版さん、中1年数学に「絶対値が5である数をすべて答えなさい」という問題があります。

 

絶対値は原点からの距離ですので、絶対値が5である数は本来「無数」にあります(たとえば5や-5や3+4iや15+10iなんかもすべて絶対値は5です)。

 

つまり、高校では「数」の定義も実数ℝから複素数ℂまで広げて考える場合があります。

 

なので、なんとなく「絶対値が5である数をすべて答えなさい」の答えが、

 

「+5と-5」

 

では少し違和感が残るなぁという思いです。

 

かといって、複素数を教えることができない中学1年生にどう出題するのがいいのかは分からないですが、あえていうなら

「絶対値が5である整数をすべて答えなさい」

に教科書はしてもいいのかなぁと思いました。