2023年3月18日(土)、袋井市のライブ喫茶マムゼルにて奇数月第三土曜日恒例のフリーダムフォーク集会が開催されました。お知らせが遅れましたが、今回の第183回フリーダムより二次会の飛び入りコーナーを復活させました。
コロナ騒ぎ以来、飛び入りは来場者の人数が読めなくなる、ということで、ずっとお休みしていたのです。そろそろ二次会の再開どうかな、とタイミングを見ていたのですが、今回の3月に予定していた出演者にトントントンとキャンセルが出まして、急いで出演者を募ろうかどうしましょとスタッフと相談した結果、どうせならこの際、一次会は4組のまま二次会を再開しましょう、と相成ったのです。
告知では一次会にマシスが入ってましたが、せっかく二次会やるなら、天ちゃんに一次会エントリーを譲って、僕は二次会に回らせてもらいました。ステージネーム天ちゃんは僕の娘です。出てみる?と聞いたら今回乗ってくれたので、一次会のメンツを急遽変更。

以下、出演者の皆さん。
【天(てん)】
緊張すると言いながら20分のステージを堂々と歌ってくれました。連れ合いはピアノに関して私よりもう上手いとの談。彼女の歌声もちょっと個性的で、僕も彼女の歌を聴くのは好きです。(学生ですので写真は後ろ姿で失礼)

【小栗祐司朗】
こちらも緊張すると言いながらの登壇。丁寧に丁寧に、しかし堂々と朗々と「3月9日」を熱唱。一生懸命の演奏は人を引き付けます。MCの自己紹介にて、僕、小栗くんのお名前の読みをずっと間違えてたことが発覚。祐司朗はユージローと読むのだそうで。長いことユーシローと呼んで失礼シマシタ。

【ラフレシア】
初々しい?演奏の続いたあと、夢華さんの歌いっぷりは素晴らしく貫禄が、いやいや場慣れ感に溢れていて、どの曲も安心して楽しませてもらいました。特に「卒業写真」でのハーモニーはシットリと落ち着いたもので、客席は静かに聴き入っていました。

【てぃあーず】
この日は大石さんに準備からPAまでお手伝いいただきました。二次会へのお声掛けもたくさんの方にしていただき多謝。風の「あの歌はもう歌わないのですか」はフォーク集会の良心とも言いたい素敵な演奏。オリジナル曲「風のメロディ」はステージを締める名曲の風格を携えてました。

一次会終了。ここから二次会の飛び入りコーナーです。

【高見さん】

【たっくん】

【マシス】

久しぶりに飛び入りをやったことで、あーフリーダムっぽい!とシミジミ思った夜でした。この敷居の低さこそフリーダムですよ。演者の皆さん、お客さん、マムゼルのマスター、お店の皆さん、ありがとうございました。

今回は急な飛び入りコーナー復活となったため、告知も直前となってしまって、飛び入りなら参加してみたい!って方にも告知が行き届かなかったことと思います。同日に他の音楽イベントもやってますし、そうでなくても貴重な週末は皆さん予定があって、急に言われてもちょっと無理、ってのは当然のこと。

そんな中、フットワーク軽く飛び入りしてくださった高見さん、たっくん(大川さん)ありがとうございました。これがきっかけになります。ここからコロナ騒ぎ以前の賑わいが少しずつでも戻ってきてくれたら、と思っています。

次回のフリーダムフォーク集会は5月27日。第四土曜日です。第三でなくて第四土曜日の開催ですので、参加される皆さんお間違えなきよう、よろしくお願いします。一次会の20分枠の出演者希望、二次会の飛び入りへの参加希望ドシドシお待ちしております。


余談。【フォークソングの定義】

帰り道の車の中で、天ちゃんが、フォークソングってどんなものかわからない、と言ってました。そう言われて、僕もちょっと返答に迷ったのです。確かに。フォーク集会を主催をしておきながら、僕も日本におけるフォークソングの正しい定義を十代のお嬢さんにわかるように説明するのは一言では出来ません。

自分だけの考えを言えば、70年代に生ギター(やピアノ)の弾き語りで自作自演してた方々を《フォーク》とすべて一緒くたに呼んでた、そういう時代があったのだ、と認識してます。だから日本におけるフォークは音楽のジャンルというより、その時代のムーブメントの呼称というのが僕の考えです。《フォークムーブメントの渦中に生まれた音楽》を総じてフォークと呼んだのだろう、と。

とある御仁から聞いた話。ずっと前のこと、某フォークイベントにて《フォークソングを演奏してください》とそこの主宰者に言われ、自分の演奏予定だった曲にNGを出されたとか。で、セトリを変えて参加してみれば、別のグループがそのNGにした歌を堂々と演奏してたそうで。あれは何だったのだ、と言ってた。それを伺って僕は、フォークの定義ってその程度のもの?と思ったものでした。

ことアマチュアのフォークイベントにおいては、お客さんが一緒に歌える曲ならOK、って雰囲気があると思います。どんなに良い歌でも、誰も知らない歌はみんなぽかんとしちゃって空気を読んでないって扱いになる。逆に、「木綿のハンカチーフ」「心の旅」「涙そうそう」なんて、それフォークソング?って言われることなく歓迎されるのです。みんなが知っててシンガロングできるってことが大事なのでしょうね。


マシス