めっきり涼しくなってきたせいか、と理由をこじつけて、頭の中で「若者のすべて」をリピートしていました。

 

「若者のすべて」/フジファブリック

 

 

しみじみとしてしまいます。白状するなら、この歌を鼻歌で歌っていたら泣けてきたことも、過去にあったりする。

 

こういうおセンチな歌は、時々たまーに聴くくらいでちょうどいい。センチメンタルとかノスタルジックって、ある意味心のヒダを反則的に掴むとこがあるから、しゅっちゅうこんなんばっかり聴いてたら、メソメソと甘酸っぱい想い出にひたる青春ウェット野郎になりかねないのです。

 

もちろん、青春ウェット野郎で何が悪い、という意見もあるでしょう。何も悪くない。僕だって、センチメンタルな歌ってどうしても抗えない。好きな歌は大好きです。ダメな歌は受け付けないけど。

 

自作の歌ではめったにやりませんが、リスナーとして聴く分には夕暮れの帰り道、茜色の空、いつかの少年、ってシチュエーションの歌はキュンキュンして、たまらない。

 

でもマァ、こういう内容の歌詞を歌われたら、聴いた人は誰だって《良い歌だねー》ってついつい言ってしまうんじゃないかしら。みんな歌を聴いて切なくなるの好きですからね。映画や本だって、泣けるって言われたら売れてしまう。切なきゃいいってものでもないのですけどね。

 

 

センチメンタルというとGOING UNDERGROUNDをつい思い出します。あそこまでノスタルジックやセンチメンタルをこれ見よがしにブチまけたバンドって珍しい。アルバム通して聴くとアレも切ないコレも切ない、おセンチ濃度が濃いのです。

 

トワイライト/GOING UNDERGROUND

 

 

この「トワイライト」一曲聴くだけでも、ゴーイングがどんなグループかわかってしまう。楽曲の端から端まで切ないよ切ないよって言ってるかのようです。

 

おセンチソングといえば、馴染みが深いのはやはりコレ

「初恋」/村下孝蔵

 

センチかどうかって、内容うんぬんよりは見せ方が大事。どう聞かせているかの演出で好き嫌いが決まります。あまりにも切ない演出が過剰なクサい歌は、僕は何曲も続けて聴けない。そういう歌は一曲単位で聴いて楽しむのがいい。銀杏BOYZの峯田和伸は青春ソングばかり歌うけど、あれくらいふりきれてたらウエットにならずに聴けるので例外。

 

センチメンタルは送り手が振りかざすものではなくて、聴き手がほのかに感じ取ものであってほしいです。

 

 

僕がいま一番気になっているのが、山田稔明って人。

 

 

 

「クレールとノアール」/山田稔明

 

 

 

 

b-flowerの八野くんが推薦していた文章を読んで名前を知ったのですが、彼は僕の好みのストライクですね。今年のお祭りが落ち着いたら、山田稔明のアルバムを買おう

 

 

マシス