FC2本館記事使っての四部作よ
17分置きに現れる
1本目と2本目は、『【FC2版】適応の心理は寡黙、不適応の真理は自己確立』の前後篇である
未解決事件マニア+監禁事件マニアのアタシです
片方だけで盛り上がるが、両方兼ねてるとノリノリなくらいという悪趣味に走る
未解決事件は正確に言うと、行方不明事件である
山梨のキャンプ場から消えた女の子、捜索打ち切りだっけ?
巨大掲示板では、「生きてるんやったら、誘拐やろ」
人わんさか出入りするキャンプ場がむしろ盲点というか、鵜の目鷹の目でしょ
大きな声で言えないけど、敢えて書くとだ
「行方不明事件が解決する場合、無言の帰宅が禍根を残さないと考える」
少なくとも日本に於いては、生きて帰って来るのは後が大変と推察されるわよ
これまた巨大掲示板で、未解決事件の風化防止スレが定期的に立ったりするね
忘れっぽい日本人には必要かも、しかしながら記憶に留まる事にザワザワしたものを感じる
○○ちゃんを捜していますのような情報提供呼び掛けポスター、あれも厄介と見る
平成元年に行方不明となった幼児が令和元年にも幼児のままちゃうやろは置き
情報呼び掛けって当然、行方不明者の面が割れるを意味している
未解決のままだったら、大阪府熊取町の事件のように、藁にも縋る思いの家族が詐欺に遭ったりする
面白半分のイタ電は日常茶飯事だろね
好奇の目に晒される状況が、無事発見の結末を迎えたら
日本人の陰湿さ及びそれに基づくマスゴミの攻勢が
報道の自由を盾に、事件解決前よりパワーアップするんじゃないの
半世紀前の三億円事件真犯人が警察関係者の息子説を見たらわかる通り
権力方面の汚点は隠蔽しまくるくせに
一般市民に対しては、身ぐるみ剥がしても物足りない勢いの外道なニッポン劣島だぜ
忘れっぽいだけに祭りが終われば新鮮なネタに目移りするけど
ハゲタカに食い散らかされた被害者たちは?
痴漢が冤罪と判明してもウチのお父ちゃん会社クビになったままやてな話少なくないやん
長年行方不明状態、実は監禁されてましたの場合、もっと悲惨な状況が頭に浮かぶ
幼児がドロンと消えた日本三大神隠し、これらは平成初期の事件だよね
平成初期って何故か未成年者の行方不明事件が続いた
平成3年に行方不明となった千葉の中学1年女子が最年長かしらん
今からおよそ30年前に行方不明となった子供たちが今も全員健在と仮定しよう
わずか40秒で消えた4歳児ですら、34歳のおっさんだ
13歳の美少女となると、41歳のオバハンだ
当人も家族も、あまりにも長過ぎる空白を埋められる?
生きていれば27歳に成長しているパチ屋で消えた4歳児にも当てはまる共通点わかるかね
「誘拐されたなら誘拐時点で、皆、時間が止まって、別人間に生まれ変わる可能性がある」
千葉のJCが年齢高い分微妙だけど、過去の記憶が薄れるはあり得るわよ
昔々、大勢の中国残留孤児が肉親を捜して日本に訪れた
その中に、親と生き別れた時14歳というのがいた
14歳が自分の日本名や親の名前を記憶していないという
中国残留孤児には偽物が結構紛れ込んでいたので即座に信用していないものの
「戦後の中国で生き残るため、日本人である事を隠す必要があった」
つまり、身バレ恐れる極限下が続くうち記憶が薄れてしまったと考えられなくもなのね
新潟監禁少女を見てみ
19歳で救出された時、誘拐された9歳当時の学力しか持っていなかった
それでも家族の名前を忘れないよう、ノートに繰り返し繰り返し書いていた
9歳から家を離れ寄宿舎に入るとしても、たまには家族と会える環境に対し
二度と家に帰れないは言うに及ばず外にも出られないまま逝く可能性濃厚なのが監禁である
社会から隔絶された極限状況が長きに亘ると、名前なんて容易に忘れられよう
新潟の子は幸い、周囲の支援でどうにか元環境に戻れたけど
恐怖に晒され続けた結果、性格歪んで、孤立無援的な解放後もあり得たわけよ
子供でそれだったら、人格形成期終わっている成人あるいは高校生年齢は?
この母親の世界じゃないかね
幼い息子がOld Nickと呼ぶ男、名は体を表すだね
(Old Nick:アメリカ英語の俗語で、「悪魔」)と備忘録しといて
5歳で外の世界に出た息子は、幼く、無垢であり、新しい世界をスポンジが水を吸うように受け入れるが
17歳か、大人とも子供とも言えない中途半端な年齢で監禁された母親には
7年もの空白期間が邪魔をする
息子が成長したら彼の父親が誰であるか伝えるか否かの葛藤も手伝う
実家とも溝が生まれるし、日本限定じゃないマスゴミも追いかけて来るし
そりゃトラウマが容易に消えるなど無理な相談だってば
ところで、映画のル-ムは、オーストリアで起きたエリーザベト・フリッツル事件を基に描かれている
ぶっちゃけ、元ネタの方が、解放後の葛藤大き過ぎる
6人の子供たちにとって、実父=祖父じゃん
しかも6人のうち地下室の階上で育った子供たちは、地下室解放時に、「父親」の秘密を知った
また全員の子供たちが、近親相姦で産まれた子供に共通する遺伝的な問題を抱えている
裁判後、母親と揃ってオーストリア北部の無名の村に移住し、そこで砦のような家に住んだが
後日談は
エリーザベトがトーマス・Wとのみ呼ばれるボディガードの1人と交際を開始し、一緒に住んでいる程度で
またまた社会と隔絶した環境で暮らすという点が複雑だわ
一片的な監禁事件を凌駕するブッ飛んだ異様な事件だけに、それこそ個人情報保護が不可欠だけどね
2019年現在、エリーザベトが53歳、長女ケルスティンは30歳、末っ子フェリックスでも17歳とあって
「宿命」に上手く適応出来ているのか気になる
エリーザベトに
「他の人には理解出来ないと思うけど、私にはわかるわ
24年もの間、希望を捨てなかった貴女だからこそ、もう一度生き直す事は決して不可能ではないと思うの
本当の自由を味わって欲しい」
と応援を送った人物、誰と思う?
その人物と、オーストリアで起きたもう1件の監禁事件について、後篇へと続く