明日知らぬ世 | mathichenの徒然なるままに

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mathichenの酔いどれ日記【Hatena版】
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ココに常駐中

昨夜行きつけの店で食べていたら…

二人組のおっさんの片方の料理の中に毛が入っており、

「エエ商売しとるのぉ」「名刺出せ」「○○○(店舗入ってるビル)に言うといたるわ」

注意や苦情ではなく、ただのヤカラですね

一見でもマナーというものがあるのです。言い捨ては品の無さを示しています

席に着くや否や、何も食べていないのに店の品評始める、グルメぶった輩も

日本食のレヴェルは高くても、日本の食文化の低さを示していると思います


チェーン系やその手に期待するのがおかしい?高いカネ出したら?

そんなのは弁護の理由になりません

アジア地域ではヴェトナムが最高のグルメだと見ています

食の二大師匠である中国とフランス、そこの隣国にして旧植民地。影響大。不味いわけない

実際、サンケイ新聞の戦争特派員であった近藤紘一氏の著書によれば、

「どんなに豪華なレストランであっても、イマイチの評判立ったら閑古鳥」であり、

「下町の食堂であっても、美味の評判立ったら、閣僚級が家族連れでワイワイ」だとか

南ヴェトナム時代のサイゴンでの話、現在では事情が変わっているかもしれませんが、

食の感覚が30年そこらで一変するはずはなく、また、屋台の光景を見てもわかります

というのは、日本人ならあてがいぶちをサササッとかき込む所を、ヴェトナム人はじっくり好みに味付けを

近藤氏は屋台で一緒になったおっさんどもにからかわれたそうです

「オレたち(ヴェトナム人)は舌で食う。アンタたち(日本人)は胃袋で食うんだね」


近藤氏は後に、バンコク駐在に。そこでも…

パットナム市場周辺の屋台街。日本の保健所が即死確実な光景

なのに、地元や近隣諸国の人々、欧米人は、ワイワイ堪能している

日本人は、近寄らない、あるいは、即効でオナカ壊す(つまり、ヒヨワ)


そういえば…

昔々、世界名作劇場の‘母をたずねて三千里’を観ていたら、

コルドバで路頭に迷ったマルコをボロ小屋に招いてくれたインディオ系少年パブロが、

レストランのゴミ箱から拾い出した客の食べ残し肉入りスープを、妹フアナと爺さんで美味しそうに

マルコも思い切って食べたら…ホンマに美味いがな

それを見たパブロ、「だろぉ。あの店はコルドバ一番なのに、もったいねえ話だぜ、ったく」

ちなみに、バングラデシュかその周辺では、残飯使った露店があるといいます

売れているそうです


アルゼンチンの隣国ブラジル、サッカーの王国

代表級選手でも貧乏育ち多く、まさにボール一個に立身出世を賭けるの世界

某金満クラブ所属のロビーニョなんて、サントス入団当時は、一日三食の概念が備わっていませんでした


…何が言いたいんでしょうね


生活保護受給を拒否され餓死する人々がいる一方、飽食を何とも感じない似非グルメが街にワサワサいる

食の自給率はかなり低いにもかかわらず、提供先の国を難癖つける(売ってくれなくなったら?)

そんな国の未来は暗いという事です

ただし…

「食べ物なかったら?うーん、オナカ空くやろなぁ」、そんなギャルが増えてくれたら、別

「食べ物なかったら?わかんねえよ、そんなもん」な中坊よりは救いがありますから

想像力の有無。それだけで、未来は明るくなります