予想とオーダーブック
今日は下窓20pips程度開きましたね。これは米中報復関税スタートの影響を懸念してのことなのでしょうか?
しかしその後は順調にドル円は上昇。日経平均はマイナス推移だったと思いますが欧州時間に入ってもドル円は反転の明確なサインはありません。さすがに今の価格106.4円前後からは上昇が厳しそうですがみなさんはどう思いますか?
下はドル円15分足です。
先週金曜日の最後の戻り高値を抜けるかどうか?がポイントなのでしょうが予想は難しいですね。
で、それを予測するツールの一つが何回か登場しているOANDAのオーダーブックです。
(細かい説明はこちら)
こちらは21:10のオーダーとポジション状況です。
これを見ると左側(オーダー、予約注文状況)で現在レートより上の水色の買い注文(売りポジションの損切注文と推定されます)が現在レートより安い水色の売り注文(買いポジションの損切)より多いことがわかると思います。
さらに右側(ポジション、建玉状況)を見ると含み益が出ている買いポジション(Long、オレンジのところ)の方が売りポジション(Short、オレンジのところ)のそれより多い事がわかります。言い方を変えれば多くの売りポジションは含み損(Short側の水色)になっているという事です。
つまりこのままレートが上がっていくと損切が大量に発生する可能性があるのです。
ちょっとオカルトっぽいですが相場は苦しむ人が増える方向に動くって聞いたことありませんか?
この原則に従うとあと10pips程度は上に上がってもおかしくないと予測できることになるのですが...
さて、NY市場は休場、今夜は指標も無しなのでこれから大きな動きは出にくいですがこの予想は当たるでしょうか?
注)もちろんレートが動けばの話です。上のオーダーブックから上昇に否定的な見方もできます。
まず予約注文の絶対値として現在レートより上では買いより売りが多いです。つまり予約注文だけならばレートは下がるはずです。(成り行き新規注文がどうなるかが決着のカギになりやすいのですね。)
またポジション状況も現在レートより上では相対的に買いポジションの方が多い形になっています。つまりやれやれ売りがでるとレートが上がりにくいということにもつながります。
ということでこのオーダーブック一つだけでトレードを成立させるのは私には難しーです。