次の日は仏滅だか、とにかく日にちが悪いので、二日明けてから通夜と葬式をやることになりました。


いきなり父親が「公園を歩こう」と言ってきたので、競歩さながらのハード散歩をしつつ

小川国夫文学館に寄って教養を高めたり、アリスインワンダーランドを父親と見たり、

何かと父親と絡んでいました。


葬儀に出席するため、母方のおじいちゃんおばあちゃんもやってきました。


通夜は17時からなので、コンタクトを買って15時くらいに家に戻ると

おじいちゃんおばあちゃんがまったりしていました。


おじいちゃん「あースズキちゃん、痩せたねーー、よかったよ。

前は肉厚だったからねー(真顔で)」


おばあちゃん「あんたさ、スナック菓子ばっか食べてるんでしょ。」


私「あんまスナック食べないよー。ご飯の量めっちゃ食べるから太る」


おばあちゃん「(聞いてない)生協でこれ売ってたからスナック菓子食べずにこれ食べなさい」







気づいたら、周りは鹿だらけ。-100509_1851~01.jpg


「でかっ!」


おばあちゃん「これ引きちぎって、食べてくの


私「うわー、ダシ利いててうめぇww


おじいちゃん「そういえばあんたさ、(お母さんに)お茶どこだい。」


母親「あー冷凍庫にあるよ。」


おじいちゃん「お茶見つからなかったからお湯飲んだよ。」


私「おwww湯www腹痛いwwwwwwwwwww


おばあちゃん「(割り込んで)あんた太るから心配したさ。」


私「まだ続いてるしwwww


おばあちゃん「腹八分目で食べるんだよ。ね。」


私「わぁーかった。こんぶ食べるから。気をつけるわ。」



通夜へ行くとおじさん、ミドリさん、いとこのヤマト・タケル・ミコトくん、おばあちゃん、父親が控室で喋っていました。


父親「おい、スズッペ、シャツパンパンじゃんw ブチっていってボタンはじけ飛ぶぜw」


私「それ北斗の拳だからぁ」


おじさん「北斗の拳・・・・ww」


おじさんは疲れもあったのか、いつもより元気がなくてなんだか見ていてつらくなってしまいました。

父親はおじいちゃんが死んだ時も、まったく泣かなかったし、少し元気がなかっただけで至って普通で、

でもその心情は複雑なんだろうな、と思っていました。

涙を見せれない男の立場って辛いぜ!


親族の席に座っていると、今回葬儀を担当してくださっているオオタ主任がやってきて

「お孫さんにお別れの言葉をやってほしいんですが」


ミドリさん「お別れの言葉やる?」

ヤマト「・・・。」タケル「・・・。」ミコト「ええーー??」

ミドリさん「お別れの言葉やる?」

私「え!?私!??」

ミドリさん「そうそう」

私「・・・うーーん。」


別に言うのは構わなかったけれど、実際問題、一緒に住んでいたのはヤマトくんたちだし、

ここで私がお別れの言葉なんか言ったら場違いな気がする・・・というか、普通言うのはヤマトくんじゃないか?? 

もしダメだったらまだちびっこで可愛いミコトくんにするべきだ。


私「お別れの言葉って誰言う?」

ヤマトくん「・・・・・うーん・・・・・。」

そのままタケルくんとぶつぶつ喋っている。


私(はぐらかされた!!!!)


母親「結局言葉決まったの?」

私「わかんない、はぐらかされたーー。」



その夜は父親とおじさんとミコト君が葬儀場に寝泊りして、

私たちは自宅で早めに就寝しました。