気づいたら、周りは鹿だらけ。


気づいたら、周りは鹿だらけ。



今日はテストでした。

今日は朝からドイツ語のテスト、数論のテストが連続でありました。


前々から勉強はしていたものの、普段からバイトなどに逃げて

しっかり勉強していなかったため、

いざ勉強を開始しようとしてもなかなかはかどらず、

結局予定通りできず、前日徹夜になりました。


というか、その前の日に、無駄に惰眠をむさぼったため、

ほとんどねむくなかったわけです。

前の日無駄に眠った分、有意義に起きていよう、

ということで、ときどき音楽もかけながらノリノリで深夜に勉強を行っていました。




チュンチュン・・・


「くっそ朝か。時計、辞書、筆箱、ちっちゃいおにぎり、水筒、そして今日着る服を用意!完璧だ!」


雨降りの中、私は闊歩する。


いつもよりも早く家を出て、教室で勉強をし、

ドイツ語は二年時の選択者は少ないため、教室には10人ほどしかいません。


私はドイツ語が好きだからっていうのと、(語学単位落としたのもあるけど^^;)

この先生がめちゃめちゃ好きだから、わざわざ二年間も同じ先生の授業を取っているのですよ。


先生は、秋の肌寒い時でも半袖という、なんだかわからない体温調節機能を保持しているわけですが、

いい声をしていて、とんでもなくやさしい。

いつもにこにこ笑っていて、おまけにハイジの研究も行っている。たぶん心は乙女なんだ。


ドイツ語のアクセントに関しても「イッヒ ハーベ ナッハ ダス ハオス ゲガンゲン!!!

ゲガンゲンだけ大きく発音してくれます。

授業ではドイツの映画や写真、芸術を見せてくれたりして、ドイツへ興味を持つきっかけとなりました。



先生が教室へ到着。

なんていうか、先生が現れただけでニヤニヤが止まりません。

ちょっと客観的に見ても私の表情筋がキモさマックスです。ちょっと脳内お花畑っぽいです。

自分でもマジできもいと思うんですけど、どうやら制御できない。自動操縦らしいです。


そんな自分が変態エマージェンシーモードになっている間にテストは始まりました。


問題で和訳する問題があったんですが、やたら

「彼は私にキスをしなかった」だの

「彼と結婚できたら幸せだろうなぁ」だの

恋愛絡みの問題が立て続けにあった気がします。


何?!これなんのフラグ!?


血圧が上がって途中で尿意を催しました(関係ないがw)

トイレ行きました。あとなんかお腹が張って気持ち悪くなってきたw



テストはまぁまぁスラスラ行けたと思います(できたかはわからないが^^;)


テストが終わった後、授業アンケートを書いていると

いつも先生に話しかけている背の高いおねぇさんが


「先生、来週って授業ありますよね」


先生、


「実は重大なことがわかったんですが、来週は月曜日課になり、

木曜の授業はやらないそうなので、今回で終わりです。」


私(えええええええあrがhtrにゃg:kp、¥ml:tHg:;!!!!!!?????????)


血の気が引いて行きました。


この後期の授業が終わったら、もう先生の授業っていうのはないんです(一年、二年しか担当しない)

だから、まさか・・・心の用意はしていたものの、こんな早く終わりが来るとは・・・・・!


くっそう、最後に先生に、この感謝の気持ちを伝えたい!

っていうか、先生と話したいわマジで五秒前!!!


今まで私はインフルエンザの公欠届をだしたり、授業の質問をする際に

無理やり先生と話すことに成功してきました。

今回も、最後だから・・・と理由づけをして無理やり話しかけるのです!!!


テストとアンケートを提出する際、先生に話しかけようとしたら、

例の背の高いおねぇさんが「先生!私の点数悪くないですよね!ですよね!?」

とか話している。


くっそおおおおおもういいんだよおおおおおおお君の単位のことはああああああああああ!!!!

私は先生と最後に話したいんだよおおおおおおおおおお!!!!!

私はおねえさんの5分の1も話してないんだよおおおおおお!!!!

5分の4わけろよおおおおおおせめてイチブトゼンブぅぅぅぅ!!!!!


わざとアンケートが封筒に入りづらいフリをして先生とおねえさんの会話が途切れるのを待っているが

なかなか途切れない。っていうかおねえさん単位と点数のこと気にしすぎだろおおおおお!!

どんだけ勉強してないんだよおおお!!自信持てるくらい勉強しろよおおおおおおおおお!!!!


時計を見ると、次の数論のテスト開始まで5分もない!!!

数論の教室までは結構距離がある。遅刻フラグ、これはやばい。


私は一瞬無理にでも話しかけようとしたが、あきらめ、


「では」


とつぶやいた。

私のつぶやきに反応して、先生がこちらを見る。


先生「はい?(微笑んで)」


私「ありがとうございました!!!」


表情筋が固い私が、満面の笑みを浮かべ、居酒屋でも出せないような明るいで最後のあいさつをした。


先生「(ちょっと戸惑いながらも笑って)はい、お疲れ様でした。」



私はすぐさまドアノブに手をかけ、開けて、後ろを振り返らずに速足で教室を出た。

確かに、話せはしなかったけど、これは自分にとって十分に満足に思えた。

嬉しさと切なさが入り混じった変な気持ちを抱えながら、数論の教室へ小走りで向かった。



教室へ着くとテストが始まる直前だった。

大学院生のおねえさんに用紙を貰い、席につく。

後ろにさちよ先輩と、先輩の友達のミッキーさんがいた。


全身から血の気が引いていて、うまく指先が動かないまま数論の問題を解く。

解きながら、さっきの先生とのやり取りを何度も頭の中で反芻する。

客観的にわたしはキモくなかったか・・・・その検査を頭の中でやっていた。



と、血の気が引いているのと相まって、

お腹が強烈に痛くなった。寒気がして、ときどきブルブル震える。

でもまだ半分しか解いていない。なぜこんな時にいいいいいい!!!!


私は死にかけの中自分で手術するようなブラックジャックの心理を自分と重ね合わせ、

ここで負けたらいかん!ここで負けたらいかん!本間先生・・・!と頭の中で必死に唱える。


寒気と腹痛がピークに達し、まるで体に別の生物が入り込んできたかの如く、

お腹がぐおおおおと動いた。

「ふおおおおおおおおおおおおおお」私は頭の中で叫んだ。

問題は計算が間違っていなければ半分以上点数がとれるところまで来た。

最後の問題は勉強できていなかったので、とりあえず腹痛の中見直しをして提出した。


逃げるようにして教室を出て、トイレに閉じこもった。


たぶん慣れない徹夜なんかをしたせいだろう。胃もなんだかおかしかった。

でもとりあえずテストは自分なりに全力を出し切れたので、まぁめでたしでした。




P.S

そういえば、今日は奈良に来た時からお世話になっていた美容院がなくなってしまう日です。

結局美容院行けずじまいでした。美容師のお姉さんはみているのかな・・・。

面白い話できなくてすいません。最近髪の毛伸ばしっぱなしで笑い飯の西田です。

また奈良に来てくれるんでしょうか。胃困って遠いですよね。

そしてお兄さんはどこへいってしまうのでしょうか。

ごちそうツナバーガー食べてみたらやはりおいしかったです。

まだ家の近くにお店ができたら行きたいです。