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ちょっとマジ急ぐ
ごめん、ほんとに!ダッシュで行きまっする
・・・・・・・・・・・
私は20:00新宿駅を出発し、そこから京成、北総と乗り換えながら、
千葉の花ちゃんち:通称ホグワーツへと到着したのでした。
本来ならば、16時に着くはずが、
私のまさかのバス乗り遅れ事件と交通渋滞と人身事故により、
大幅の大幅に遅れ、千葉に着いたのは21:15程。
花ちゃんはいつもどおりチョコチョコ動き回って私のところに近づいてきました。
近づいてきたって、なんかマリオのクリボーみたいな表現みたいですね。
花「○○っぺ、お疲れ様~~~~」
スズキ「ははは、大丈夫ってことよ!
大阪と仙台と横浜に比べれば、東京の乗り換えなど容易いわ。
さぁいこうぞ、ホグワーツへ!」
てなことにはならずに、実際には、
私「フヒィ・・・フヒィ・・・・・・ご・・・ごめんさい・・・遅れて・・・・。
私、とても、走りました・・・・・。いつでも遅れるスズキですこんばんわ」
みたいなことになってました。
駅を出ると、目の前に傾斜およそ25°の坂がそびえていました。
花「○○っぺ~、それ(コロコロのこと)、大丈夫~?坂きついけど。」
私「HAHAHA!大丈夫ですよ!これもう既に私と一心同体!」
花「ははは~~~」
坂を登ると、確かに噂に違わずホグワーツ。
一階には談話室、花ちゃんちは3階のお部屋。
ドアごとに色が違って、壁はコンクリート、建築の方も凝っていて、オシャレな雰囲気が出ていました。
まだ建ってから新しいとのこと。
花ちゃんちで遅い晩ご飯を頂きました。
ごはん、煮物、アボガドのサラダ。
私はアボガドのサラダがとても気に入って、そればかり食べてました。
私「うわ~~このアボガドのサラダ、ものすっごくおいしい~~!
うちのお母さんも以前作ったけど、もうね、クソまずかった。それ以来食べてないんだけどさ!
これはうまいよ、ほんと!私も今度作ってみるわ」
花「おおおお・・・・・花のを誉めてくれるのは嬉しいが~~、○○っぺは母親に対して酷だね~。」
私「うん、なんかね~だめ、お母さん、新しいもの挑戦しても、なんか駄目なんだよ
てか味噌汁とかもう水だから、あれ。
でも餃子はものすっごい上手い、あれは王将より遙かに美味い。」
煮物の方はというと、酢がやたら好きらしい花ちゃんのアレンジにより、
隠し味として最後に酢を入れたのがまずかったのか、
全体的に酸っぱくなってました。
花「ううう・・・・タマネギがヤバイ~~~。酢が多すぎたんだな~~~。
ごめん、マズかったら食べなくていいよ~~。」
私「別にいいよ、これ、そういう料理だと思って食べてると別においしいし。」
それに空腹は最大の調味料という、誰かの名言通り、
私は特に違和感を感じることもなく完食しました。
途中で同じデータフォルダに入っているさちよ先輩に電話をかけ、
花ちゃんと、私を通じてコミュニケーションを図りました。
花「わ~~~さちよ先輩だ~~~~、声が聞こえる~~~わ~~~」
さちよ先輩「あ~~~花ちゃんだ~~~、なんか、なんか、萌え~~~って感じ」
私「それ、みさき先輩もさちよ先輩に同じこと言ってましたよー。」
そんな感じで、三人で変な会話をして、
電話を切ったあとは、花ちゃんのいつも通りの長い武勇伝(今回は私の仙台話もあって、ショートverだった)を聞いて、
しかし私はものすごく体がだるかったので、思考が半ば停止気味の中、
「うん・・・うん・・・」と相づちを打っていたら、いつの間にか寝ていました。
・・・・・・・・・・・
翌朝、花ちゃんの料理する音と、隣の部屋のテレビの音で目が覚めました。
私「あ・・・・・花ちゃん・・・・おはよう・・・・・・。」
花「あ、○○っぺ、起きた~?」
私「・・・・うん・・・・・・。」
花「もう少しでご飯できるから、ちょっとまっててね。」
私「・・・・・・・・・zZ」
花「○○っぺーーーー!Σ(゜Д゜ )」
もうね、私、男になりたいと思いました。
こんな嫁さんいたら、私幸せです。
でも男だったら、花ちゃんとは会話すらしなかっただろうし、
やっぱり女の方がいいな、とかうつらうつら考えたりしてました。
私「花ちゃん・・・もう私、お腹いっぱいです・・・・幸せ者です私・・・ごっつぁんです・・・。」
帰りは鈍行で、東京から静岡に、眠りながら帰りました。