もし自分が名優だったら、ヒーロー役と悪役どっちを演じたい? ブログネタ:もし自分が名優だったら、ヒーロー役と悪役どっちを演じたい? 参加中

いやぁね、昔っから、私は「悪者が何故倒されなければならないのか」不思議でしたよ。


私は一人っ子だったので、
小さい頃は、いつも一人で人形劇やったり、絵を描いたり、電車を走らせたり、ビデオみてたり、
会話するより、一人で何か楽しめることをしていました。

まぁ、このことがコミュ力の減退に繋がったのかわかりませんが、
とにかく、そんなネクラの先端を行くようなことばかりしていました。



で、"人形劇"は、祖父の家でもやっていて、
その当時、私の中でシリーズものとして連載していた、「ムーミーの冒険」がありました。


主人公は、おばあちゃんが所有していた、キューピーの人形二人なんですけど、
(今と同様、アホだった私は『キューピー』を『ムーミー』と聞き間違えていたため、そうなった。どこでどう聞き間違うのかわからない。)



この二人には、仲間がいて、
犬と鶏と虎(これはおばあちゃんが所有していた、十二支の木彫りの人形)がお供になっていました。


対する敵キャラは、確か、変なでかい人形で、
その手下に猿(参謀)と赤べこ(門番)がいました。



旅をするにつれ、敵キャラの様々な陰謀が明らかになったり、
手下のちょっかいとか入ってくるんですけど、

キューピーの仲間である、が、実は敵キャラの手下で、
反逆して、鶏とキューピー♂を殺すという、エピソードがありました(自分の中で)
(後々、この殺された二人は天国に召されて、そこでまた復活の命を受けて、現世に戻ってくるんですけど)



この、「反逆した虎」の回が、自分の中では神懸ってて、
むっちゃ武者震いして、何度も何度もそのシーンを繰り返した覚えがあります。


幼少の私の中では、「正義よりも悪の方がカッコイイ」という認識が何故かあって、
特に、正義を掲げていた奴が反逆したり洗脳されたりして、仲間を殺したり裏切ったり、というところが、自分の中では物凄く興奮するシーンでした。


それに、子供の頃には、始めに言ったように、
「なぜ正義がもてはやされるのか」ずっと不思議でしょうがなかったんです。


悪の方にも言い分があるし、
何故、正義は片一方しかないのか、
悪から見たら、正義は反対になる。


その当時、そこまでの知能はありませんでしたから、なんとなく、漠然と思ってたわけでしたけど、
中学校の時に読んだ、三島由紀夫の「奔馬」で、その思考が明確になりました。


そういうことから、小さいころは、何故か敵視されて毎回負けてしまう悪役の方に同情が行きましたし、
自分が役をやる時には、悪役をやりたいと思ってました。

マンガも、正義感溢れる、綺麗事ばっかり言ってるものは嫌いですし(ナルトとか)
三つ目がとおるとか、BJとか、大好きです。
あれなんか、どちらが正義なのか、考えさせられますよね。


今でも日常生活では悪役ですけどねww
私は毎回悪役になります。でもそれが自分の中では正義だと信じているからいいんです。
うちのお父さんも職場では悪役です。

家族で悪役最高っスwww