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本を読んでいるのに記事にしていなかったので紹介します。

 

高橋一雄 他 著 『僕に方程式を教えてください』(集英社新書)

[画像はAmazonです]

 

高橋先生は『語りかける数学』シリーズで有名です。

 

少年院での著者たちの実践について書かれたものですが、

本質は数学教育や学びの本質を突こうとするものです。

 

少年院の授業と学校の授業は大きく異なります。

  ・生徒の学習の遅れ度合い

  ・高卒認定試験に向ける必要がある

  ・言葉のかけ方、生徒との対応の仕方(少年院では生徒に接触できない)

など、独特な状況の中で教育活動をする必要があります。

 

学校と共通することは

  できるようになればやる

ということです。全然解けなかった数学の問題が、授業を受けたことでできるようになった。

それだけで生徒はやり始めるのです。

それを入試で使うか、とか社会で使うか、とかではなく、面白いからやるのです。

 

まだまだ私はその辺りに葛藤を抱えながら授業をしています。

1時間のなかでどう生徒をできるようにするか、どこで考えさせるか、など

まだまだ考えが甘い点も多いです。

 

こうした実践から1つでも学びながら、授業を上手くしていきたいと思っています。