いつもご覧いただき、ありがとうございます。
生徒の登校再開、やっとです。
オンライン明けはモチベーションの維持に四苦八苦しそうです。
さて、こんな記事がありました。
賛否があると思います。
進学校は確かに国公立・医学部・関東なら早慶やGMARCHと呼ばれる
学校群・関西なら関関同立等に何人合格するかを売りにしています。
その中で、偏差値が低い学校や専門学校に行きたいと言った時には…
なんてことがあります。
本来は生徒が行きたいところに行くべきだと思います。
昨年は国公立の指導から専門学校の試験対策まで全部やりました。
それは、生徒が本当に行きたいと思っているからです。
それを応援するのが教員の勤めだと思いますが、それを阻害するのが
学校の空気です。
やりたいことをのびのびとできるところか、とても面倒見がいいところか、
ガチガチに勉強させるところかで全然違います。
今回のケースの場合、ガチガチ型は要注意だと思います。
全員一般入試で4年制大学に行くことが至上命題だと教員が
信じきっている場合があります。
また、センター試験(共通テスト)全員受験というのもあります。
総合選抜で決まった生徒は勉強しなくなる、というのが根底にあります。
確かに、それで悩む教員が多いのは確かです。
学校の勉強=受験対策、となっていると、そういうことになります。
つまり、高校の勉強の捉え方そのものに原因があります。
進学校は受験を意識したカリキュラムになるので、そうしたことになりやすい
ですし、実際私も授業でそういう話をします。
本来の学校の授業は「一般教養」の要素も多分に含みます。
必要のない科目はないですし、受験に使わないから捨てる、というのは
まず違います。
そうした本来の勉強の意味のズレからくる歪みがこうしたことに
なっています。
本来、生徒はどのスタイルでどの学校を受験しても構わないと思います。
しかし、生徒は最後まで高校課程を真剣に履修すべきです。
現在、1つの科目を学び切る上でのウェイトが重すぎることも
こうした課題に拍車をかけています(教科書の厚いこと…)。
この記事1つでさまざまな賛否が出ると思いますが、
その根底は相当闇深いところにあるのではないかと感じています。