いつもご覧いただき、ありがとうございます。
昨日は地震のため、投稿を見合わせました。
自宅も相当揺れたので、積読タワーが倒壊しました(笑)。
余震も多いようですので、今後が心配になります。
さて、雑談です。
他人の授業を見たり、模擬授業に参加した際の
振り返りの質問で、必ず問うことがあります。
「この授業の狙いと目的は何ですか?」
授業ごとにこれを明確にすることは当然なのですが、
たまに答えられない方もいらっしゃいます。
50分の授業の中で、起承転結がきちんとしていないと、
生徒はなぜ今この授業を受けているのか、分からなくなります。
教える側も教わる側も、これを共有・理解する必要があると思います。
また、このように回答される方もいらっしゃいます。
「基礎学力を身につけることが目的です」
そう聞かれたら
「先生がお考えになっている基礎とは何ですか?」
どの学校のアドミッションポリシーにも明記されている「基礎学力」って
考え方が学校によって大きく異なります。
基礎=教科書内容の理解
と思われがちですが、
・読む力、書く力、聞く力
・思考、判断、表現
・読み、書き、算盤(計算)
だったりします。教科書の内容以前に、読む・書くができない生徒も多いので、
学習が得意ではない生徒の基礎学力は、まずは教科書を丁寧に読んで、分からないことを
調べたり、質問したり、共有することだったりします。
ある程度できるようになると、
・単語の定着度、問題集のA問題の理解度と定着度
と、教科書に進めると思います。
このように、基礎と言われても、結構深くまで考えないと
ただの教科書理解になってしまうこともあります。
教科書が読めない生徒が一定数いる中で、もっとこの話題が議論をしてもいいかもしれません。
ちなみに、昨日このようなやりとりがありました。
「基礎」と言っても、授業者がビジョンを持たないといけないと思います。