いつもご覧いただき、ありがとうございます。

 

今日は休みをいただいて、

 免許講習試聴→ベネッセの勉強会→コーヒー飲みながら数学と読書

の3本立てでした。

 

遊んでるんだか、勉強しているんだか、よくわからないです(笑)。

 

さて、最近気にしている話題として

 

 「分かりやすい授業」と「正しい授業」

 

があります。

 

この2つは決してイコールではありません。

 

例えば、奇数どうしの和が偶数になることを証明するとき、

 

  2つの奇数を、奇数は2で割ると1余る数のことだから

   2×◯+1と2×□+1とします。

  この2つを足すと、

   (2×◯+1)+(2×□+1)

         =2×◯+2×□+2

   =2(◯+□+1)         [因数分解を既知とします]

  となるから2の倍数

 

とやれば、数学が苦手な生徒でも、もしかしたらビジュアル的に

分かりやすいのかもしれません。

(私は、まず具体数でチェックしてからこの手法にいきます)

 

しかし、これは当然、正しい答案ではありません。

◯と□が整数であることを定義しなければ、何をしているのか全くわからない答案です。

 

数学が苦手な生徒に、いきなり整数を定義させるのは困難かもしれませんが、

最初のイメージを植え付ける場合は、あえて大雑把に答案を書くこともあります。

 

端から見たら「嘘を教えている」と思われるかもしれませんが、

生徒の実情に応じては、正しさを抑えて、分かりやすさをとることもあります。

 

大事なことは

 ・指導する側が正しいことを知っていること。

 ・慣れてきたら正しいことを教えられるように準備をしておくこと。

かな、と思います。

 

受験を控えた生徒に対しては、どちらも踏まえた授業展開をしないといけません。

だから準備にすごく時間がかかります(正しさの吟味と、分かりやすさの追求は不可欠です)。

 

この議論は難しい部分も多く、人によっては議論の対象になるかもしれません。

思いついたらまた記事にします。