いつもご覧いただき、ありがとうございます。
入試業務の合間ですが、共通テストのⅠAだけ解きました。
眠気とコピー代に負けてⅡBは明日にまわします(1枚20円は高い!)。
↑問題と解答は河合塾のHPをご参照ください。
以下、ネタバレ注意です。
第1問
[1]
最初は誘導に乗って、方程式を解くだけです。
(3)に少し会話文が出てきますが、会話文にする意味があったかは疑問です。
これも誘導に従えば、cの候補も出てきますし、きちんと代入すれば個数も出てきます。
[2]
三平方の定理の証明の1つに近い問題です。△ABCが鋭角三角形だったり鈍角三角形だったり
で考えます。題材としては面白かったので、授業で使おうかな、と思いました。
集合と論理が今回は出てきませんでした。来年以降のお楽しみでしょうか。
第2問
[1]
謎の絵がありますが、ほぼ無視です(SNSでは話題でしたが…)。
ストライド、とピッチという題材を用いていますが、それぞれ定義が
与えられているので、誘導に従えば難しくないように感じます。
ただ、小数第2位まで答えるのに、ゼロを塗りつぶすのは嫌な感じです。
中学受験で、(速さ)=(歩数)×(歩幅) というのを扱います。
解きながらそんな問題あったな、と思い出しました(中学入試で使おうかな)。
[2]
昨年の追試の最初に似ている問題です。
↑令和2年 センター試験・追試・問題
ただ、昨年の追試と異なるのは、計算がほぼないことです。
見れば分かります。
相関係数や標準偏差を計算させる問題がなかったので、来年以降は警戒です。
第3問
試行調査によく似た問題です。
箱をくじ引きで選び、そこから出た結果についての条件付き確率を考える問題です。
↑試行調査の問題・解答関係です。
誘導がすごく丁寧なので、これに乗ればいいのですが、通分が面倒でした💦
条件付き確率が苦手な生徒は、時間をかけてこの問題を解くといいですよ、
というくらい丁寧な問題です。
最後は、自分の考えた選択肢がなくて焦りましたが、「高い順」なんですね(笑)。
分数の比較に時間がかかりましたが、通分でなく割り算をした方が圧倒的に早いと感じました。
第4問
やはり1次不定方程式か!
最初から間違えた私はダメ人間ですが(笑)。そうか、x=2, y=3もOKか。
それ以外はセンター過去問に似た形式です。
1周分引き算するのは三角関数にも通ずる考え方だと思います。
最後(サ)はついゴリ押しでやってしましました。もっと上手いやり方があれば…
第5問
簡単そうに見えますが、一筋縄ではいきません。
辺の比が3:4:5の三角形は直角三角形です。
APを求めるあたりから雲行きが怪しくなってきます。
点Pが線分AE上にあることが見えると、結構片付いてきます。
円Oと円Pが内接しているので、接点がFである時、3点F, O, Pは同一直線上にあります。
結構基本を重視しているので、突飛な考え等は求められていません。
(恥ずかしながら、やや悩みましたが…)
方べきの定理を使えばAHまで出ます。
最後も、方べきの定理を満たす点が分かれば、前問までをヒントに答えは出ます。
個人的には、実践問題集や模試の方が難しく思えました。
河合塾の実践問題集を解くと分かりますが、相当解くのが大変です。
計算がややこしいわけではなく、与えられた条件をうまく処理していくことが
共通テストで求めることなのかな、と思いました。
ただし、教科書内容は既知でないといけないので、普段の学習と模試での修行の量が
ものをいうと思います。
明日はⅡBを解きます。