いつもご覧いただき、ありがとうございます。
主体性評価についてです。
今日も添削の依頼があったのですが、
「どう書いていいか」という感じでしたので、
このようにアドバイスをしています。
1 過去…どういうこと(経験)をしてきたのか
2 現在…そこからどのような学びを得たのか
3 未来…学びを大学における学習にどうつなげたいのか
の3本構成で書くように話をしています。
「私は野球部のマネージャーとして積極的に選手のサポートをした」
という文章を見たことがあるのですが、マネージャーが
選手のサポートをするのは当たり前で、この経験から得たことを
書くべきだと考えます。
大学の目的は、点数化して合否の判定にするのではなく、
学生の情報をポートフォリオとして蓄積し、
学部での学びを経てどのようになっていくかを経過観察したい、
という思惑があるようです。
高知大学が「学びのプロフィール」として活用しているのが1つ有名だと思います。
しかし、ここに時間を取られすぎて、教科の勉強が疎かにならないように
注意をする必要があります。
推薦入試とは異なり、内容も使いまわしたりすることができるので、
流れを抑えて、さっと終わらせたいところです。
コロナ禍で部活動や日常生活に制限がかかる中、こうした取り組みが浸透するのか
どうかは、今年の入試が終わると見えてくると思います。
個人的にはいい取り組みだと思いますが、
形骸化してしまわないかがどうしても心配です。