この日は定期試験でした。
さて、定期試験を見ていて、気になることを書きます。
自分のクラスも含めてですが、
数学という教科、どうやら暗記科目として捕らえられているようです。
試験前に、公式の言い合いをしている生徒を見受けます。
確認かな? と思いきや、いざテストになると使えず。
三角関数の和積と積和の式を思えたのか、
「はじめ」の合図で表紙に式をたくさん書き込んでいます。
試験問題も、教科書や問題集の問題をそのまま
持ってきたものもあり、問題集を解いて答えを覚えていれば
計算もせずに答えられてしまいます。
数学は暗記教科でしょうか?
なんの工夫もないと、ただ公式を覚えて、
試験後にはそれらを綺麗さっぱり忘れます。
ある程度、覚えなければならない部分もあるにせよ、
どんどんプロセスを書かせなければならないのではないでしょうか?
私は、毎度「なぜか」問題を出します。
問題をその解答をあらかじめ問題文中に書いておき、
「答えがこのようになるのはなぜか?」
ということを書いてもらうようにしています。
今回の記述は、
y=x^のグラフは増減表を用いなくてもかくことができる、なぜか。
でした。
ICT機器を使う、以外の方法で生徒は答えを書いてきます。
そうした、「言語化」こそ、数学を含めた定期試験の意義なのではないかと思います。