13日、共通テスト阻止のシンポジウムに参加してきました。
まず、私個人の意見としては、英語外部利用については
もはや意味のないものになっていると考えています。
(11月1日に延期の報道がありました。)
まず、民間試験を受けることが「手段」ではなく
「目的」と化していること、そして、すでに
英検CBTを申し込むのにアイドルのコンサートレベルの
ネット申し込みをしなければならないこと(数分で満席になるのです)
を見ると、公平性に反することが理由になります。
生徒によっては金銭的に受検料を出すのが厳しい家庭も
あります。それは考慮されていない点もまずいでしょう。
そして、だんだんと政治が絡んできているということ。
なぜ大学入試に政治が絡むのか。
それを受験生におおっぴらに示さなくてはならない状況があっていいのか。
もはや入試改革の意味や目的が本来のものとずれてしまっています。
だから、どうにか…との思いで参加をしました。
シンポジウムではさまざなま意見が交わされました。
ここで「はっ」とした意見を紹介します。
今の所、新テストの受験生人口は約50万人。
入試改革の対象になるのは、この50万人です。
しかし、この時の18歳人口は約126万人です。
http://souken.shingakunet.com/research/2018/11/182018-621f.html
↑18歳人口 リクルート調べ
大学進学に関係がない約76万人のことはおざなりにされています。
(不勉強であれば申し訳ないですが、メディアでは報道されていないと思います。)
本当に4技能を身に付けたいのであれば、高校のカリキュラムを考えればいい話です(難しいですが)。
まず、日本語で日常生活がまわる世界において、英語をマスターさせようとするのが
そもそも難しい話なのです。
受験生を置いていっているこの試験、果たしてどの方向に向かうのでしょうか。