この日は実習生の公開授業でした。
一部始終を見ていましたが、落ち着いて授業はできていたかと思います。
しかし、話すことに夢中になり過ぎていたかな??
話をすることは楽ではあるのですが、
学力をつける面でいうと、高度な話でない限りは
学力もつきにくいのです。
授業後の振り返りも、甘い言葉はかけません。
私学の教員はお金をもらう以上、授業が勝負でなければならないのです。
医者であれば、手術が上手くいかなければ問題ですし、
手術に必要以上に時間がかかって、身体への負担がかかってしまうことも問題です。
(医学部の偏差値が70以上であることも納得です。偏差値が70を超える生徒は、単純なミスをしません。)
私たちにも、環境は異なれど、同じようなことが求められるのではないでしょうか。
実習生でも、教壇に立てば同じことなのです。
さて、実習生が公開授業で扱った、ベクトル方程式。
なかなか教えるのも難しい箇所です。
↑https://www.shinko-keirin.co.jp/keirinkan/kosu/mathematics/jissen/jissen12.htmlより
ベクトルは任意の点を表すので、その集合体が図形になる
という考え方をどう植えつけられるかだと思います。
ベクトル方程式の問題が出てくると、生徒は何をしていいのか、どう答えていいのか、
よく分からなくなります。
↑青チャートⅡBより。
(1)をクラスの生徒に解かせてみたら、誰もできず。
大事なのは点Pとどの点の間が一定の距離かを考えることです。
そこから逆算して計算をしていくといいでしょう。
ややこしいところではあるので、こちらもどこに視点をおけば
上手くいくのかを一緒に考えてあげる必要があります。
私も毎度説明不足になるので、実習生に負けないように試行錯誤していきます。