この日は実習生vsスポーツクラスの第2ラウンドでした。
結構ボコボコにされていました(精神的に)。
将来、どこの学校に行くかは分かりませんが、
どんな生徒にも理解させようとする姿勢が生徒の信頼を生むはずですよ。
さて、 2x-3<4x+5を解けという問題です。
移項して 2x-4x<5+3
辺々計算して -2x<8
両辺-2で割って x>-4
となります。簡単な問題ですが、生徒的にはいくつか疑問を持つはずです。
① なぜ移項ができるのか
② 負の数で割ると、なぜ不等号の向きが変わるのか
③ どこまでやったら答えなのか
移項自体をできる生徒は多いですが、移項が何なのかを認識していない生徒はいます。
下手すると、方程式や不等式のように、両辺がなくても符号が変わることもあるのです。
実習生にとっては、②をどう教えるかがポイントかな、と思います。
スポーツクラスであれば、具体的に分かりやすい例を使うことが多いです。
1回でなく、2回、3回と何度も何度も粘ることが大切でしょう。
③は結構よく受ける質問です。
なぜ-2x<8ではダメなのでしょうか。
「xについての不等式を解く」ことがxの範囲を求めることなので、
左辺はxにする必要があります。方程式も同様です。
実習生でここまでは言えないかもしれませんが、生徒の疑問から
勉強する価値は大いにあります。
今は難しくても、次に教える生徒に還元する必要があるのです。
実習生はヘトヘトでしたが、いい経験をしてくれていると思います。