↑気になって買ってみたので、9日のハイキングの移動中に読む予定です。

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入試改革について、結構異論も出ているようで、

特に英語外部利用入試はその中心になっていますね。

 

保護者様や生徒に、高3の英検CBTが国立大学入試の資格になります。

 

と言うと、「もう一度受け直すんですか?」と確実に聞かれます。

私は、「すみません。お願いします。」

と言うしかありません。

 

ご家庭によっては生活に余裕がないこともあります。

調査書に留学経験を書くために、大金を叩いて海外にいけるのであればいいですが、

多くの場合、そうではありません。

 

果たして、何のための大学入試だか分からなくなってしまいました。

 

受験生が、高校課程までの内容をしっかり身につけ、

それを元に様々なハードルを超えてくるのが筋ではないでしょうか。

 

生徒も、「この教科は受験で使うから頑張るけで、そうでない教科はやらない」

などと言ってくる場合があります。

生徒にそう思わせてしまっているのは、環境です。

勉強は受験のためにするものという勘違いをしてしまっているのです。

 

社会に出ると、毎日のように抜き打ちテストがあります。

その抜き打ちテストをどれだけ解いたかが、社会的な評価と信用に繋がります。

そのテストを解くための前提条件として、学校で学ぶことは必要になるのです。

前提条件とあるのは、社会で出される問題には「模範解答」がないからです。

模範解答がない問題を解くためには、どれだけ模範解答を知っているかが求められます。

そこからどう外れて、どう自分(もしくは自分たち)で答えを作っていくかが大事なのでしょう。

 

受験勉強は間違いなく必要なことだと思いますが、

近年はやや目的がずれていっているような嫌いがあるような気がします。