続きです。

 

御三方(石角氏・落合氏・和田校長先生)のディスカッションが行われました。

 

いくつか気になった物のみ、ピックアップします。

 

①英語を学ぶ意義について

 

 それは多くの論文を読むためだというお話がありました。

 technologyの論文の多く(ほとんど)は英文なので、それを読んでいくためにも英語は必須とのことでした。

 

 確かに、理系の論文は(数学も含めて)英文が殆どです。

 そして、日・英の論理の差も読み進めていくことで体感できるのでは? と話されていました。

 これは、私も大学時代に経験があります。専門用語ばかりの数学の英文を読み進めていくのに

 多大な時間がかかりましたが、日本語との差にも悩んだ記憶があります。

 

 英文については「academic writing」で検索すると、多くの学術的な文章に出会えます。

 

②灘高校の生徒会選挙

 

 まさに、国政選挙並みになるそうです。

 これを生徒だけで運営しきると聞いたときは、「頼もしさ」を感じました。

 生きる力が学校生活を過ごすだけでついていくのです。

 その姿を見た後輩たちが、この伝統を「温故知新」として繋いでいくのです。

 なんと素晴らしいことでしょう。

 ちなみに、神奈川県の黒岩知事も灘高校のご出身だとか。

 

③STEAM教育

 

 聞いたことはあると思いますが

  Science・Tecnology・Engineering・Mathmatics・Art

 の頭文字を取ったものです。

 これらを結合して学習する教育をそう呼ぶそうです。

 

https://education-career.jp/magazine/career/2018/about_steam/ [Education CareerのHPが分かりやすいです]

 

 プログラミング教育が進められようとしていますが、つまりは課題解決能力の育成です。

 

 これからの子どもたちはAIネイティブ世代(身の回りのすべてがAIにコントロールされる世代)になっていきます。

 つまり、ICT機器を用いて、プログラミングすることは、私たちが考える以上に敷居が低いものになるのです。

 これを上手く導くことで、社会に貢献できるような課題解決能力をつけていくことが可能になると考えます。

 

 もう、時代はそこまで進んでいます。文科省が「プログラミング教育を導入する」と提言する背景には

 このようなものがあるのです。学校で生徒やパソコンと向き合っているだけでは気づくことはできません。

 

以上、覚書でした。大変勉強になったと思います。