先日、生徒を引率したいので山へ下見に行きました。

 

生徒の体力と到着時間を考えて選んだ山は、私が行ったことがない場所でした。

登山引率の鉄則があるとすれば(たくさんありますが)、

顧問が連れて行けるのは、顧問が行ったことのある山です。

 

当たり前のことだと思いますが、忙しさを理由にすると、

つい軽んじてしまいます。

 

どこに危険があり、どこで生徒がバテ始め、どこで生徒を元気付けたり

歩く際の説明をするか、考えて歩かないと、万が一のことが起こります。

 

教員は如何なる理由があろうが、生徒を殺してはいけません。

自然災害が起きたとしても教員の責任です。

 

だから確実に登山を実施するために、登山前も登山中も

頭を動かしてばかりです。景色は下見の時にのんびり見ます。

 

そんなことをしてでも、登山を通じて伝えたいことがあります。

それを伝えるために、色々考えるのだと思います。