だんだん興味が湧いてきたので、もう少し触れます。
今年の群馬大学はポートフォリオのデータを活用すると発表しています。
(ただし推薦入試です。)
これだけ見ると、ポートフォリオを書いて出さなければならないと焦ります。
では、群馬大学の要項を見てみましょう。
http://www.gunma-u.ac.jp/wp-content/uploads/2018/10/31_suisen_all.pdf
3ページ目、JAPAN e-portfolioの学びのデータについて書かれています。
提出をしてもしなくても選抜については平等に取り扱う、とのことです。
つまり、入試の選抜基準にポートフォリオを利用したいのではなく
ポートフォリオを利用した入学生の成績等をデータにしたいのだろう。
と伺えます。
まだポートフォリオがメジャーになっていないので(これからなっていくのでしょうが)
これを選抜に使うのはまだ得策ではないでしょう。そもそも高校が技術的な面で
準備が追いついていません。大学が先走ることで、批判を受けることは必至です。
まずは、入試制度がどの方向に落ち着くのかを見守る必要があります。
まだ英語の外部試験ですらどの方向になるのか決まっていません。
文科省の方が焦っても、教員が焦る必要はないはずです。
続きます。