この日から週末まで毎日5~6件の三者面談です。
一枠30分程度としていますが、うまく時間内に終わらないのが私の悪いところです。
かなり学習法の相談を受けています。
模試の結果等を見ると、読解が必要な問題において
点数が低い場合があります。
つまり、文章の内容が理解しきれていないということです。
普段から聞いた内容を頭でまとめていないか、
あまり書物を読む習慣がないか、
そうしなくてもよい環境にいて、それに慣れてしまっているか
に起因します。
理解度を確かめたい場合、場合、私はある言葉を生徒に投げかけます。
今回の定期試験の範囲に、漁夫の利(漢文だそうです)があったとのことだったので、
「私は漁夫の利の内容を知らないから、簡単に説明してほしいな」
と言いました。するとほとんどの確率で、生徒は困るか、あいまいな回答をします。
(まともに答えられたのは1人だけでした。)
ちなみに、
http://www7a.biglobe.ne.jp/~gakusyuu/koziseigo/gyohunori.htm
に漁夫の利の故事が説明されています。よくまとまっていて分かりやすいです。
最近は、電子機器の発達により、簡潔にまとめるということをスマホが
やってくれるような時代になりました。
また、他者(特に、教員・家族)がその生徒を可愛がるあまり、何でもやってあげてしまう
ということも、簡潔にまとめなくてもよいような環境を生み出しています。
これに関しては私たちも猛省しなければなりません。
しかし、こういうところを鍛えていけば、確実に理解力や読解力はあがるということ、
それは環境と私たちの意識次第なのです。
そんなことを非常に遠回しに説明させていただいております。