子どもの目線に立つこと。-2- | 『 そのままで 』

子どもの目線に立つこと。-2-

中学生の時、友達同士で手紙の交換をすることが流行りました。
当時はまだポケベルが世に出始めたころですので、
こっそり情報を交換するツールとしての手紙は、私たちにとってとても大切なものでした。

するとある日、学年集会が開かれ、
『手紙交換を今日から禁止します』
と、突然禁止命令が先生から出されました。
理由は、先生が拾った手紙に悪口が書かれており、いじめにつながっていくと判断されたからでした。

でも、私たち生徒にとってはとても納得できません。
当然、先生たちに見つからないように手紙交換は続きました。

それからしばらくして、手紙を交換する現場を先生に見つかりました。
職員室に朝から呼び出しです。しかも、私だけ。交換しているのだから、相手もいます。
でも、私だけ。
怒られることが納得できないのではなく、『私だけ』ということが最も納得がいかないことでした。


今でもはっきりと覚えていることです。
その原因は、一方的な「手紙禁止令」にあります。
今となっては、そうした先生たちの考えも分かりますが、
生徒の気持ちと先生の考えに大きな溝ができてしまったからなのですよね。

子どもの目線でどうすればよいのか。手紙を容認することも1つの手段です。

しかし、この場合であれば、「生徒の思いをまず聞く」ことが必要であったと思うし、
「悪口を書かれている子の気持ちを徹底的に語る」ことが必要であったと思います。

中学生であれば、話して分かる年頃です。先生たちが必死で訴えれば、気持ちが届くはずです。

子どもの目線に立つこととは、
子どもの気持ちをどれだけ聞いてあげられる時間と心の余裕があるかということなのかも知れませんね。